1949-08-01 第5回国会 衆議院 農林委員会 第41号
この問題については——この問題に限らず、官僚統制である公團方式の今後の問題について、少くとも農林大臣の管轄されるところの公團について、特に御配慮を煩わしたいと思います。そしてこれを廃止することによりまして、今度一番懸念される問題は生産の確保であります。暖冬異変ということが毎年きまつて來るならば問題はないと思いますが、私はさようなことは保証できないと思う。
この問題については——この問題に限らず、官僚統制である公團方式の今後の問題について、少くとも農林大臣の管轄されるところの公團について、特に御配慮を煩わしたいと思います。そしてこれを廃止することによりまして、今度一番懸念される問題は生産の確保であります。暖冬異変ということが毎年きまつて來るならば問題はないと思いますが、私はさようなことは保証できないと思う。
○小金委員 石炭の價格はむずかしい問題でありまして、今の配炭公團すなわち公團方式を廃止することによつて、相当な金が出るということも私は聞いております。どの程度まで需要者價格の引下げができるかということを研究していただきたいのでありますがいずれにしてもある時期がたつと、廃業するものもでき、また残存する鉱山については整理、合理化が行われるのであります。
そこで、公團方式に関する根本問題につきましては引続き調査を行い、近き將來においてその改廃の方法を考究することといたし、結局その成案を得るまでの措置といたしまして、さしあたり現存の各公團をこのままさらに一應來年四月一日まで延期するのがこの際とるべき妥当な策であるとの結論に達しましたので、内閣提出法案につきましては審議を中止し、本委員会の右の結論とほぼ同一内容を有する参議院提出の本法律案の審議に入ることとしたのであります
そこで、農林委員会といたしましては、特に、農林関係配給公團制度に関する小委員会を設け、不省私がその委員長して、しばしば小委員会を開き、あるいは公團当局を、あるいは民間関係者を招きまして意見を聽取し、現在各公團で配給統制を行つている各物資ごとに、今後引続き統制を継続することの要否、配給統制を継続することを必要とする物資については、その最も適当な統制方式を檢討し、一方公團方式を適当とする物資については、
そこで農林委員会といたしましては、特に農林関係配給公團制度に関する小委員会を設けまして、不肖私がその委員長としてしばしば小委員会を開き、或いは公團当局を、或いは民間関係者をお招きして意見を聽取し、現在各公團で配給統制を行なつている各物資ごとに今後引続き統制を継続することの要否、配給統制を継続することを必要とする物資につきましては、その最も適切な配給統制方式を檢討し、一方公團方式を適当とするものにつきましては
今ここに議題となりました案件は、石炭の配給について、いわゆる公團方式をなるべくすみやかに解消して、石炭の需給関係の実情に即應した配給制度に逐次移行する具体的の段階を規定したものでありまして、まず第一に配給公團法の有効期間をさらに暫定的に延長するとともに、相当大幅に公團統制を縮減し、地方公團の取扱い品種については民間の販賣業者を復活せしめ、さらにこれに関連して、でき得る陰り公團の機構を縮小する方針をとつているのであります
こういうことで、ひとり鉄道ばかりではありません、一般の官業であるとか、あるいは公團方式等につきまして、全般にわたつていろいろ研究を進めておるのであります。しこうしてこの鉄道を、このたび民間に拂下げをいたそうといたしまして、この法律案を出したのでありますが、これはただいま申し上げる、民自党かねての主張の基本的のものの一つというほどのもので実はないのであります。
今のような消費者が歓迎しないところの、複雑多岐な念の入り過ぎた公團方式を、順次簡素な統制方式にかえるということは、これは私は輿論だと思います。特に消費者の一致した意見である。今輸入肥料の話がありましたが、輸入は今後当分の間続けてもらわなければなりません。これはよくわかつております。輸入しておるから公團をやめない。公團と輸入とは一つのものである。
消費者側はむしろ公團方式による統制方式をかえろという声が強いのです。公團を廃止しろという声に驚いて反対をしたのは製造会社だ。現在の公團というものはだれのためにできたか。製造会社のためにできた。資金はめんどうを見てやる。容器はめんどうを見てやる。金はめんどうを見てやる。運送はしてやる。まつたくまるがかりの姿、これが製造会社だ。このまるがかりにしておるのが公團であり、政府だ。
○井上(良)委員 大臣はかくのごとき公團方式による統制は撤廃をしたい。しかしまあいろいろな事情が今日許さないから、やむを得ず三つにこれをまとめて暫定的に置くことにした。こういう考えのように伺いましたが、さよう了承してよいですか。
公團方式による統制は当分続けなければならぬ。その統制を続ける過程におけるいろいろな弊害は、極力これを是正しなければならぬ。こういう前提に立つて、いろいろ御答弁をされておつたのでありますが、今の答弁の中で、そういう公團方式をこのまま続けて行こうという場合において、公團自体が大きな権力を持つておる。またその権力を濫用する危険があると言うが、公團がどんな権力を持つておるのですか。
配炭公團という公團形式の配炭法がいいか悪いか、これについてはいろいろ議論がありますが、まず公團方式を順次改善して、終局においては配炭公團というようなものをなくして、生産から消費への最も合理的な道筋をたどらしめるということは、まことにけつこうなことであります。ただ昭和二十四年度におきましては、四千三百万トンの石炭の掘採を、われわれはどうしても遂行しなければならぬ立場におるのであります。
もう一つはこの油糧公團は七月一日まで延期いたしまして、あとのまた機構の問題になつて來るのでありますが、延期の場合におきまして、われわれは公團方式に対する全面的な檢討をするというような意見がまとまつておつたようでありますが、すでに会期も迫つておる。一体七月一日期限の公團の処置をどういうぐあいにされるか、この点についてお伺いしたいと思います。
○深澤委員 最後に申し上げますが、われわれはあの延期の法案を承認する場合におきまして、公團方式を根本的に檢討するという付帯決議をした次第であります。從つてそういう場合に、政府がこの問題を軽率に扱われることに対しては不満の意を表明いたしまして、私の質問を打切ります。
もう一つ協同組合の発達を阻害するところのものは公團方式であります。
一調査の目的 食糧、食料品、油糧、肥料及び飼料等の配給統制は配給公團方式を採つていて、これ等農林関係配給公團は一應七月一日まで存続することになつたのであるが、公團方式は実施後の実績と最近の客観情勢から檢討を要するのでこれが究明を行う。 一、利益 経済秩序の改善及び國民生活の安定に資する。 一、方法 官廳、公團、團体及び学識経驗者等から事情及び意見の聽取、資料蒐集並びに実地調査等を行う。
従つてこの公團問題に対しましては、われわれは根本的に切りかえなければならないという見解を持つておるのでありますが、本案はその存廃問題の根本に触れる問題でないのでありますから、今日われわれはその問題を根本的に論及しようとは思わないのでありますが、希望的な意見といたしまして、この公團方式を切りかえる場合において、根本的に民主的に機構を切りかえる。
これは何と申しましても、從業員の生活の問題が第一にからんで參りまするし、そのほか全体の、他の公團の縮小、廃止の問題にも関連がありまするし、また今まで政府がやつて參りました公團方式というものが、方々で切りかえられようとしておるという重大な根本的な問題を含んでおります。それが一体日本の産業にどういう影響を與えるものであるか、非常に慎重に檢討しなければならない問題が入つておる。
本來これらの公團関係法律は、第二國会におきまして、御承知の通り公團方式そのものに対する種々の論議及び批判の下において結局我が國現下の食糧事情その他諸般の事情に鑑みまして、万止むを得ざる措置として成立を見たものでございますが、たまたま公團存続の期限を目前に控えて、農林委員会といたしましては、事前にでき得る限りの檢討を遂げるため、休会中より引続いて数次に亘り委員打合会等の形式を以て、各公團の実情を調査し
しかるに、わが國現下の経済情勢及び行政整理の問題とも関連し、公團方式の全般的檢討が続けられ、本公團もやがて廃しせられるべく予定せられているが、公團廃止に伴う受入れ態勢の整備についてなお期間を要するので、さしあたりその有効期間を三箇月延長せんとするものであります。
また非能率的な点も考えられるのでありますから、そういう点を檢討を加えまして、改善をいたしたい、かように考えておるのでありまして、今しからばどうするのだ、こうするのだということを、詳しく具体的に御説明でき得るならば、こういう機会に根本的な改正法案として提出するのでありますが、ただいま申し上げましたような構想を持つておりまするが、さてそれをどういうふうにして現在の、公團方式から変化して行くか。
今日の段階におきまして、全部のこれらの統制をやめて——公團方式をやめたいのは私の考え方ですが、さてやめるとなつて、消費者に迷惑のかからないように、また業界における混乱を考えた上において、できるだけ少い程度において統制をやめたいという氣持を現わしたい、こういう考え方で構想を練つておるわけであります。決して私は統制が好きでもなければ公團が好きでもないのであります。
それからもう一つは、こういう流通機構として公團方式を全体として廃める方向に向いておるというお話でしたが、それはどういうところからそういう方針になつたか。現内閣のいわゆる統制を全体として外して行くという、自由経済に還る、そういう根本の考え方からこういうものを廃止して行くのか、そういう点についてちよつとお伺いしたいと思います。
○木村禧八郎君 もう一つ、酒類公團ばかりでなく全体として公團方式を段々廃止して、それに対應してどういうように配給機構を考えておるか、そういう点を一つお話願いたいと思います。