2017-04-25 第193回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第8号
山本大臣に一つお伺いしたいんですが、レントシーキング、公共選択論のブキャナンとか、経済学部でいらっしゃるので御存じかもしれませんけれども、レントシーキングという言葉を御存じでしょうか。
山本大臣に一つお伺いしたいんですが、レントシーキング、公共選択論のブキャナンとか、経済学部でいらっしゃるので御存じかもしれませんけれども、レントシーキングという言葉を御存じでしょうか。
特に、公共選択論などで学問としてなさっていらっしゃる方々は、できれば法律に財政均衡を盛り込んで、そういった国民的な圧力団体を排除すべきだというような結論に達するほど、あたかも国民を利益団体のように取り扱う傾向があります。
もちろん、学問的には公共選択論などが示すように、どの順序でどのような内容の議案を提示するかによって結論が大きく左右される可能性があるということを考えますと、原案の作成を国民の代表者の手による慎重な審議にゆだねるということについては一定の合理性があろうかと思います。
公共選択論というのが財政学でありますが、やはり政治家のビヘービアは再選を目指すというところなんですね。それから、お役人のモチベーションは権限をふやすということなんですね。 そういうことからいいますと、まさにそこら辺のところを少し控え目にして、やはり国益なり何か大きな問題を考えて、正直言って、どこの社会も何か小粒になりましたよ、財界も経済界も学界も政治家も。
だからそういう意味では、これも私どもの公共選択論の常識なんでありますが、税制は基本法である。基本法に対処するには、今日例えば、私が豊かである、あるいは私が貧しい、あるいは私がビジネスマンである、あるいは私が銀行員だ、そういうことではなくて、五十年後には今度は自分の子供、これはまた豊かであるかもしれないし貧しいかもしれない。
それからもう一つの特徴は、これも一種の官僚の方の権限保全的な自己本能、公共選択論的に言いますとそういう言い方をしますけれども、要するに自己利益保全本能なのかもしれませんけれども、あるいはもう一つは日本の国民性かもしれませんが、非常に裁量の余地を残しておくということですね。