1986-10-17 第107回国会 衆議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会公聴会 第2号
この段階において、従来の公共運送人といった発想はもう一度検討し直してみるべきだと考えます。 そこで、大きな二つ目は、以上の基本の考え方に立ちまして、まず第一に現在の体制を改革する、その場合に、どんな案をつくりましても各人必ず意見がございます。社会的選択という議論がございまして、それでノーベル賞をもらうような人も出たようですけれども、社会的選択においては全員が一致することはあり得ません。
この段階において、従来の公共運送人といった発想はもう一度検討し直してみるべきだと考えます。 そこで、大きな二つ目は、以上の基本の考え方に立ちまして、まず第一に現在の体制を改革する、その場合に、どんな案をつくりましても各人必ず意見がございます。社会的選択という議論がございまして、それでノーベル賞をもらうような人も出たようですけれども、社会的選択においては全員が一致することはあり得ません。
具体的には運賃を自由化しておりますし、鉄道の公共運送人としての義務からの解放ということを行っています。こういう方向は現在でも堅持されているわけです。 ただ、こういう方向で国鉄の再建を考えているわけですが、経験を踏んでいく中で、企業性の発揮のみで鉄道の危機というものが克服できないということは、ヨーロッパにおきましても他方で要求される鉄道の公共性のゆえであります。
つまり、公共運送人としての義務を外して、そうして運賃も鉄道と荷主の話し合いで納得のいくことでやりなさいと、細かいことは別ですけれども、大きな姿勢としてそうなっております。 というのは、要するに公共性というのはだれが行っても必ずこれは運んでくれる、こういったような一つの公共運送人の運送引き受け義務というものはこれは一番大事なポイントになっている。
それからもう一つは、公共運送人、コモンキャリアという英語を公共運送人と訳しておりますが、一般運送人ということでございますが、われわれが運賃を払えば運んでくれる運送人でございますね。その責任をどう考えるかという問題でございます。伝統的なたてまえでは、その公共運送人に、鉄道のように地域独占を認めて、そしてそのかわりいろいろ義務を負わせております。
しかし、時間がありませんから先へ行きますが、このパイプライン事業というのは公共運送人として扱いますね。公共の運送人、いわゆるコモンキャリアですね。プライベートのキャリアではなくてコモンキャリア、そうですね。
なるほど免許証は公共の便宜と必要性に応じて、パブリック・ニーズ・コンビーニアンスのために営業を許可されているということは、公共運送人としての責任がございます。