1977-03-30 第80回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
したがいまして、私有財産という名のもとにこれを労せざる土地保有者の手中に帰属させることは社会的に見て不公正であり、公害が補償さるべきものならば、そうした公益というものは当然に国家の手中に吸収され、国民全体の用に供せられなくてはならないと、こういうように考えるものでございますけれども、その点を解決しないまま公共投質を推進いたしますときは、田中内閣の列島改造論当時の二の舞となることは必定であると存じます
したがいまして、私有財産という名のもとにこれを労せざる土地保有者の手中に帰属させることは社会的に見て不公正であり、公害が補償さるべきものならば、そうした公益というものは当然に国家の手中に吸収され、国民全体の用に供せられなくてはならないと、こういうように考えるものでございますけれども、その点を解決しないまま公共投質を推進いたしますときは、田中内閣の列島改造論当時の二の舞となることは必定であると存じます
でございますから、公共投資をすみやかにいたしまして、そして供給の面において、所要される土地をなるべく広範に提供するようにすることが必要であるという考えのもとに、道路その他土地利用を大幅にするための公共投質を急いでいく、こういう所存でございます。