いわば、ゼネコンのウイッシュリストにはあるかもしれないけれども国民のウイッシュリストにはないダムとか長良川河口堰とか、そういう要らないものをどんどんつくってしまった、そういうところが今の財政構造の危機みたいなものをもたらしていると言うこともできるわけで、その辺のところを、公共云々ということで法案には書いてあるけれども、その公共の中身というのをこれから本当に具体的に検討していかなきゃならないのだろうという
佐高信
なお、その次に「新潮流に対応した国土建設分野における公共」云々という投資の欄がございます。例えば都市の更新で八十六兆円とか民間分が九十八兆円等と書いてございますが、これはいわば上のところで書いてございます九百三十四兆円の中から抜き出しまして、こういうものはどれくらいあるかというものを試算したものでございます。
以上でございます。
斎藤衛
ナチの立法の歴史など読みますと、やはりこの公共云々というような、こういうのが非常に問題になりまして、それはゲネラル・クラウゼルとか、カイザー・クラウゼル、すなわち概括条項といいますか、あるいは帝王条項というのは非常におもしろいと思いますが、つまり昔の独裁的な専制君主などが、やはり公共の安寧秩序ということを出しまして、あと、かんぷくろの中身には何を入れるかというと、帝王の都合のいいような内容を何でもぶち
中野好夫
この無理を行使する場合に、あえて行使した無理を合理化すために、あるいは合法化すために公共云々の言葉に託していわゆる線を越えている、こういうことがしばしば繰り返されているのじゃないか。今までそういう実例をさえ否定することができないのではないか。そこに私は問題があるかと思います。
中原健次
悪い奴のために大多数の者の検査までするのなら、こんなパーセントは、高過ぎるので、実は局長の公共云々というのは、私は日本の信用維持のためというふうに了解しますが、それならば国費でやるのが当然じやないかと思いますが、これは一緒に一つ御答弁を願います。
結城安次