1952-03-08 第13回国会 参議院 電気通信委員会 第10号
ここで八木証人でしたか言われたと思いますが、この問題は七メガでなくちやできないと言つたら、六メガでできると学生に言われた。
ここで八木証人でしたか言われたと思いますが、この問題は七メガでなくちやできないと言つたら、六メガでできると学生に言われた。
そういうような極めて非現実的な、而もアメリカの今日困つておる点を十分考えずに、アメリカさんの真似をしておればいい、一体こういうようなことで電波監理委員会の人たちは、八木証人或いはあなたにしてもそういうことを言われることは、水橋君が指摘されておるように、技術的良心から言つておるのじやないのです。
ミスター・ドナルド・フインクの論文を引用して言われたように、六メガサイクルでカラー・テレビジヨンの場合にも今のようなサーキツトが非常に單純化して来る、真空管を高柳さんの言われるように殖やす必要はない、そういう何と言いますか、あなたとしては技術的に確信を持つて将来に対してアメリカのスタンダードに従つておれば、アメリカがもう日進月歩で進歩しているから、それをやつておれば間違いないと、これは電波監理委員会の八木証人
なお一昨日八木証人がここで証言されたことについて、全く同感であるから今更言う必要はない。これは意味はわかるのですが、六メガ、七メガ、これも御承知のように世界には四つのスタンダードがあるわけで、電波監理委員会の聽聞会における説明を我々読んで見て、どうもなぜ六メガがいいのだ、なぜ七メガがいけないのだということが技術的な釈明が一つもないのです。
○山田節男君 これは勿論八木証人ですね、台数が初年度何万台、次年度何十万台というようなふうの具体的なことは無理に違いない。私の聞きましたのは、一体アメリカの二百ドル、最低二百ドルぐらい、百九十五ドルぐらいのもありますよ。二百ドルのものとしまして、日本でマス・プロダクシヨンをやりまして、特許料を拂いいろいろなことをすれば、少くとも三万円以上はどうしてもかかるじやないか、かように私考えております。
○山田節男君 八木証人に結論としてお伺いしておきたいと思うのですが、今日初めからずつといろいろ御意見を承わつたわけでありますが、これは総括しますと、八木証人の御意見は、アメリカの標準方式、これはフリケンシー・バンドを含めてアメリカと同じものをやつておれば、アメリカがあれほど普及しておるのだから、今後もどんどん研究して一々改良して来るから間違いない、そういうこと。
○山田節男君 私は先ず最初に八木証人から御意見を伺いたいと思います。先ほど来いろいろ補足的な御説明があり、私もこの調書を再三熟読したわけであります。八木証人は、この調書で六メガサイクルのFCバンドがもう絶対的なものだ、十分な説明ができているとおつしやる。で私は我々に聽聞会に関する資料として出されたものを再三読んでみて、少くともこの標準方式の事案は、電波監理委員会が相当研究して出したものである。