こういった方々と、宇治茶とか八女茶とかいうほどまで、熊本は何とか茶というふうには、まだ有名じゃないんですけれども、しかし、おいしいお茶だと言われておりますので、よくその生産者の人たちの話も聞くんですが、こういった施策を通じまして、なお振興を図ってまいりたい。
全農秋田の米横流し事件、JA全農の黒豚輸入問題、全農系の全農チキンフーズ株式会社の外国産鶏肉偽装、全農福岡の八女茶偽装など、全農は生産者の団体であり生産者の代表として、消費者の信頼をいかなることがあっても裏切ってはなりません。事件発生は言語道断であると考えます。
また、系統農協の信用を損なう事件も、全農チキンフーズ事件、全農八女茶事件などが続きました。農協が組合員のためのものではなく農協のための農協になっているとの指摘もあります。JA職員の中にも、生活関連事業の推進などで疑問を感ずることもあると聞いております。一昨年の予算委員会での参考人質疑に、全農幹部は子会社の半減に取り組むと明言しています。
全農というのは、これはもう御承知のように、チキンフーズもございましたし、九州の八女茶のこともございましたし、それからタマネギのこともございましたね。これは、食品を扱う本家本元のそういう企業が次から次に起こして、しかしJAS法では余り追及されなくて、結局、協同組合法に基づいて業務停止ですか、五日間ほどしただけである。
最近でいえば、JA福岡の偽装八女茶、実際は三割しか入っていないのに一番茶をたっぷりブレンドなどという表示だとか、あるいはお米でいえば新潟県魚沼産のササニシキなど、結局、生産量は限られているんですね。そんなにないのに何でこんなに一杯、市場にそういうものを名をかたったものが出回るのかしらという率直な消費者は疑問を持っているわけです。
ただ、こういうさなかでございますが、誠にまた遺憾であったわけでございますけれども、福岡県本部におきまして八女茶の表示違反があったわけでございます。
お茶についても、福岡県の八女茶を初め九州においても大変な打撃を受けておりまして、低温等による葉の褐変枯死、枝の枯れ込みが著しく、被害見込み金額は約三十一億円に及んでおります。