1948-05-24 第2回国会 参議院 財政及び金融・労働連合委員会 第3号
從いまして或る意味におきましては、今囘政府提案の調停委員會の方が、少くとも一應兩當事者が調停案を出して貰うということに豫め同意しておる意味におきまして、より強い點もございますが、そういつた觀點から、兩方統一してやるためには、そういうことが適當であると考えましたことが一つと、更に勞働委員會の方へ持つて行くとなりますというと、どうしても滑り出しがら改めて審議をしなければならん、本當に平和的にものを片付けるためなら
從いまして或る意味におきましては、今囘政府提案の調停委員會の方が、少くとも一應兩當事者が調停案を出して貰うということに豫め同意しておる意味におきまして、より強い點もございますが、そういつた觀點から、兩方統一してやるためには、そういうことが適當であると考えましたことが一つと、更に勞働委員會の方へ持つて行くとなりますというと、どうしても滑り出しがら改めて審議をしなければならん、本當に平和的にものを片付けるためなら
勿論政府といたしましても、これに自主的協力ということがありまして、すべてを兩當事者に委せて自分らは抛つておくというような考えは持つておらないのでございまして、このたび炭鑛特別運轉資金融資方針を決定いたしました場合におきましても、融資の申込の條件におきましては、巖格なる規定を作りまして、政府みずからの側におきましても、經營者竝びに勞働組合がこの石炭非常増産對策要綱に即するように一つ推進して行こう、こういう
舊來のこれらの弊を矯めるためには、家事審判所というものができたのでありますから、家事審判所でもつて、はたして兩當事者合意の上であるや否やということを確認した上でなかつたらやれぬようにすることが、最も必要だと考えるのであります。これは改正の提案理由にも書いてありますところで、ほとんど國民世論の一致するところと思いますから、一日も早くこのことを實現してもらいたいと思います。
そうなりますと、今度は兩當事者間における引渡條件ということになるわけであります。