1990-11-22 第119回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
一つは、国内自給力を強化しろということ、二つ目は、アメリカからの米の全面輸入自由化の要求は拒否しろ、ころいうことだけなんです。要するに私が申し上げたいのは、どの程度の米の自由化を認めたらいいかとかよくないかとかいうこととこの三回にわたる参議院の決議は直接的には無関係であるというふうに私は考える。
一つは、国内自給力を強化しろということ、二つ目は、アメリカからの米の全面輸入自由化の要求は拒否しろ、ころいうことだけなんです。要するに私が申し上げたいのは、どの程度の米の自由化を認めたらいいかとかよくないかとかいうこととこの三回にわたる参議院の決議は直接的には無関係であるというふうに私は考える。
そして今、日本に対して全面輸入自由化を要求してきている今のアメリカの姿というのは、自由貿易に名をかりた経済的覇権主義じゃないか、私はこう思っているのです。ですから、今度のニューラウンドなんかでアメリカのウエーバーに対して日本は黙っておるのかどうか。日本もやはり言うべきことは言うべきじゃないかと思っているのです。その点はどうでしょうか。
第二には、水産物の全面輸入自由化という問題が強く出された。特にニシンの問題は北海道漁連の九〇%を下げる、あるところまでいったんだけれども、他の品目との関係があって一応そういう状態でおさまっておる。第三番目には、漁業協定のアメリカ側の案を一方的に日本側が認めるように要求する、こういう三つの課題というものを背景にして漁業交渉が行われた。