2006-02-16 第164回国会 衆議院 予算委員会 第13号
○麻生国務大臣 今の答弁をお答えする前に、先ほどの、私は記憶でしゃべりましたけれども、昭和二十八年八月三日の衆議院決議、山下春江外二十四名で、戦争中の全面赦免促進を政府に求めたというのが正確なものだそうであります。そのときに、公務死扱い等々はその後の話なんですけれども、その当時させていただいたというのが歴史だということであります。
○麻生国務大臣 今の答弁をお答えする前に、先ほどの、私は記憶でしゃべりましたけれども、昭和二十八年八月三日の衆議院決議、山下春江外二十四名で、戦争中の全面赦免促進を政府に求めたというのが正確なものだそうであります。そのときに、公務死扱い等々はその後の話なんですけれども、その当時させていただいたというのが歴史だということであります。
平和条約の発効に伴い、日本政府に移管された巣鴨在所者九百二十七名、その後モンテンルパ、マヌス等から巣鴨に送還された者は二百十七名でありますが、これらの人々は平和条約の規定により、わが方の勧告と関係国の同意とによって出所を許されることとなっておりますので、政府は従来から機会あるごとに関係者に対して全面赦免の勧告を行うほか、個々の人について一回ないし数回の仮出所または赦免、減刑の勧告を行い、熱心に出所の
もちろん勧告につきましてはいろいろな方法が考えられまするが、全面的に赦免を勧告することが出所をはかるという意味においては一番適切でございますので、昭和二十七年平和条約発効後同年八月、ちようど終戦の記念日に当ります際に、B、C級全員につきましてそれぞれ関係国に対しまして全面赦免をしてもらうように勧告をいたしました。
政府は戦犯者の一日もすみやかな釈放を切望し、わが全国民の感情を背景として、それぞれ相手国政府に対し、政治的にまたは司法的にその釈放促進のため努力いたして参つたのでありますが、いまだ米英和濠等の諸国は、国内輿論や議会の反響等を懸念し、戦犯釈放に対しきわめて慎重であり、今にわかに全面赦免を期待し得ず、当初よりの司法的審理方針を変更しておらないのであり、いまだ早期解決の十分な見通しを得るに至つていないことはまことに
一つは全面赦免の勧告でありまして、これは御承知のように昨年の八月と十二月の二回勧告を行なつたのでありますが、又その後も機会あるごとに人を出したりしまして、全面赦免についての空気を打診しておりますが、率直に申しまして、未だ一斉に釈放しようではないかという空気にはなつておりません、なお一段の努力を要すると思います。第二には、平和条約第十一条に基きまして、仮出所、減刑、赦免の勧告をやつております。
これは調査の結果余りに気の毒であるという事情もございまするし、又国会の御決議もございまするし、又国民の要望もございますので、昨年の八月B、C級につきまして全面赦免を勧告いたし、更に昨年の十一月立太子の礼の挙げられる際に、この際はA級も含めまして全員についてそれぞれ関係国に全面赦免を勧告いたしたのでございます。
すなわち、中国がやつたような全面赦免、あるいはまたフランスがやつたような全員減刑とか釈放、それから今度のフイリピンの場合、こういう三本建になつております。今度政府は初めてほんとうにやられる段階に来たと思うのですが、昨日の本会議の決議に基いて、政府は一体どの線をとつてやろうとしておるのか、その腹構えを具体的にこの際委員会を通じてお聞かせ願いたいと思うのであります。
今私どもの考えておりますことは、もちろん全面赦免ということが一番手取り早く、これよりいいことはないのでありまして、この関係をやつておりますが、それは相手国のあることでありますから、すぐに行かない場合を考えておかなければならない。すぐに行けば一番いいのであります。
戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議 八月十五日九度目の終戦記念日を迎えんとする今日、しかも独立後すでに十五箇月を経過したが、国民の悲願である戦争犯罪による受刑者の全面赦免を見るに至らないことは、もはや国民の感情に堪えがたいものがあり、国際友好の上より誠に遺憾とするところである。
(拍手) もとより、おのおのの関係国においてはそれぞれの特殊性を有し、その特殊な国情に応ずる対策を必要とすることとは思いますが、わが方としましては、すでに全面赦免の勧告手続を過去二回にわたつて行つていることでもありますし、かつ個別的な赦免、減刑、及び仮出所の手続も事務的にはほとんど終了しておる次第でありまして、しこうしてこの政府のとりました手続は、その背後において日本国民の切なる悲願が凝結して政府
二、戦犯受刑者の全面釈放については、条約に基く勧告を行使し、昨年八月B・C級全員に対し、また立太子に際しては、A級を含む全員に対して全面赦免の勧告をなしたのでありますが、これに対し米国政府その他より、これを政治的解決することを避け、司法的個別的に審理するとの意向を明らかにして参りましたので、さらに個別的な調査を行つて、個別的な仮出所、減刑及び赦免の勧告をいたしておるのであります。
戦争犯罪による受刑者の赦免に 関する決議案 八月十五日九度目の終戦記念日を迎えんとする今日、しかも独立後すでに十五箇月を経過したが、国民の悲願である戦争犯罪による受刑者の全面赦免を見るに至らないことは、もはや国民の感情に堪えがたいものがあり、国際友好の上より誠に遺憾とするところである。
なおかかる個別的な勧告と並行して、政府は関係国に対し全面赦免の勧告を行つておるのであります。すなわち本年七月十四日、仏国の革命記念日参を期し、仏国関係の戦犯者につき、さらに八月上旬にはその他の関係国に対して、B、C級全員の全面赦免を勧告いたしました。さらに今般行われた立太子の国家的慶事に際し、A級を含めた全戦犯者の赦免を再勧告いたしたのであります。
なお、かかる個別的な勧告と平行して、政府は関係国に対し全面赦免の勧告を行なつておるのであります。即ち本年七月十四日仏国の革命記念日を期し、仏国関係の戦犯者につき、更に八月上旬にはその他の関係国に対してB・C級全員の全面赦免を勧告いたしました。 更に、今般行われた立太子の国家的慶事に際し、A級を含めた全戦犯者の赦免を再勧告いたしたのであります。
これ又返事を得られないという状況にございまして、私ども事務をいたしております者にとりましては、全面的な赦免の勧告をして、更に個々の減刑なり或いは赦免の勧告をするということが、果して、全面赦免の勧告をみずから効力を薄めるという意味で諦めておるというような印象を与えはしないか、今後どういう措置をとつたらいいか、最後の全面赦免の強い勧告をいたしたあと如何なる措置をとつたらいいかということについて苦慮いたしておりますが
(拍手) なお、かような個別的な勧告と並行いたしまして、政府は関係各国に対し全面赦免の勧告を行つているのであります。(拍手)すなわち、本年七月十四日に、フランス国の革命記念日を期しまして、フランス国関係の戦犯者につき全面赦免を勧告し、さらに八月上旬には、その他の関係国に対してB、C級座員の全面赦免を勧告いたしました。
また講和の発効に伴いまして、日本の国籍を失いました韓国と中国人の戦犯全員、ちようど三十名ほどでございますが、これについても、これらの関係国でありますイギリス、オランダ、オーストラリアの各政府に対して、私どもは全面赦免を勧告いたしました。また八月に至りまして、B、C級全員の全面赦免を関係国に勧告いたしております。
○齋藤説明員 詳細はわかりませんが、ただアメリカに関係いたしましては八月の八日に全面赦免の勧告をいたしました。それが動機になつたかと存じますが、大統領の命令が九月八日に出まして、そして日本側の勧告について大統領に意見を申し述べる諮問的な委員会ができております。
ただいまいただきました第三の材料、第四の材料を見まして、数回の仮出所並びに全面赦免の勧告をされたことにつきましては感謝をするわけでありますけれども、結果から見ますと、ただいままでのところ、十一名しか仮出所の恩典に浴した者がないようでありまして、巣鴨における戦犯者の焦慮、家族の焦慮といいますか、憂慮といいますものを考えますと、将来どういうふうになつて行くか、なかなか憂慮にたえないのであります。
○加藤シヅエ君 今の岡崎外務大臣のお言葉十分によく了解ができましたのでございますが、今朝ほどあの委員会の委員長に会いましたときの言葉は今外務委員長もお聞きの通りでございますが、今の三分の一刑期の済んだ者から順繰りに出すという事務的な方面はそのままやつて頂いて、そして一方に全面赦免という外交的なものと並行してやつて頂きたいというのがその一同の意見なんだそうでございますね。