1977-05-02 第80回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
○塚田大願君 そこで、さらに問題が出てくるんですけれども、私どもは総理も御承知のとおり、千島の全面的返還という立場をとっております。
○塚田大願君 そこで、さらに問題が出てくるんですけれども、私どもは総理も御承知のとおり、千島の全面的返還という立場をとっております。
また、全面的な返還を要求して、至急交渉しるということでございますけれども、この点につきましては、先ほど外務大臣から御答弁ございましたように、沖繩の施設、区域の全般的な整理統合計画の一環としまして、昨年来、米側との折衝の結果、ようやくことしの一月に、北部訓練場並びに安波訓練場の問題についての原則的な合意ができたという状況でございますので、直ちにこれの全面的返還という交渉をやる用意はないわけでございます
私たちは軍国主義者ではない、帝国主義者ではない、北方領土の全面的返還というものを国民的悲願として求めている。国後、択捉の返還なくしては日ソ平和条約の締結はあり得ないというのは田中首相がいま発言したとおり、それだけでなく国会の総意も確認しておるのであります。その意味において、今日に至ってはあの当時と違って国民的合意を取りつけたということは、私はソ連側でもわかっていると思います。
○宮坂国立国会図書館長 全面的返還につきましては、当館といたしましては、当館、国立図書館を管轄しておられます両院の議院運営委員会並びにその下の機関でございます図書館運営小委員長とも十分御相談申し上げて、善処いたしたいと思います。先生のおっしゃられるお気持ちは十分拝承いたしております。
もちろん日本側といたしましては北方領土の全面的返還につき、わが国の立場をあらためてソ連側に強く主張する方針でございます。 なお、その後の日程につきましてはいまだ何らきまっておりません。 以上でございます。
しかし、その前提といたしまして、その交渉内容たる領土問題につきましては、これは国後、択捉以南の諸島の全面的返還ということを踏まえまして、この線は一歩も譲らない、こういう姿勢で交渉に臨みたい。まあ秋から暮れにかけての時点で第一回交渉が開始される、こういう見通してございます。
こちらとすれば、これはもう全面的返還が望ましいことは当然のことでございまして、そういう立場に立って折衝をやっておりますが、ただいま御質疑の中にもございましたように、まあ、先方としても無理からぬというところもないではないようにも思われますから、そういう点は今後の折衝におきまして十分努力をいたしたいところでございます。
そして、しかも目玉商品と言われる那覇の全面的返還というものがいまのようなたよりない御答弁では、私は非常に不満足です。これはとてもできなくなったということなんですか。どうなんです。努力はしているのだけれども、非常に困難だ、こういうことですか。それとも、この困難を突破してでもあくまでもやり抜く決意、こういうことなんですか。どうなんですか。
私が申し上げましたのは、全面的返還はむずかしい、それはお互いに使い分けをするという方向で、そういう努力をしてみたいと、こういう考えを持っているんでございます。
○国務大臣(増田甲子七君) これは沖縄委員会のときにあなたにお答えいたしましたが、各般の問題がうまく解決できて、日本に全面的返還があればよろしいと希望しておる点は、稲葉さんと私とは全然同じ意見でございます。
しかしながら、事の性質からいいますというと、同じような問題でありまして、小笠原の返還につきましてもちろん話は出すといたしましても、たとえば沖縄の問題については、自民党の中にも、全面的返還論のほかに、特に地域別返還、あるいは機能別施政権の返還というような、段階的に返還を要求していったらどうかというような意見もあるわけであります。
距離がなければ、すぐに返してもらうことが実現することが好ましいわけでありますが、極東の情勢が客観的に見て安定しておる状態とは言えませんから、そういうふうな沖繩の持っておる役割りというものをわれわれ過小評価するわけにはいかないということで、全面的返還というものが直ちに困難であるならば、その過渡的な処置として、できるだけ全面返還に近づけるようなあらゆる努力をしていきたい。
○西風委員 私どもは、ベトナムの問題が解決すれば、部分的な小さい問題は別ですけれども、アジアにかなり平和の条件ができるというように考えるのですけれども、ベトナムの問題が解決しても、まだなおかつそれは部分的なプラスの条件であって、沖繩問題の全面的返還を要求するチャンスではないというのでありますか。
○西風委員 それでは、ベトナム紛争がある程度緩和されれば、沖繩の全面的返還を要求する客観的な基礎というのは大きく進むわけですか。
○国務大臣(三木武夫君) 森さん、いまの極東情勢で全面的返還は無理だと思っております。いまの極東情勢で、いますぐですよ、いますぐ、やはり施政権全面返還ということは無理だと思う。それは御承知のように。
私どもは祖国復帰を願っておる日本国民並びに沖繩同胞の気持ちは十分わかるが、同時に、沖繩が果たしておる、この極東の平和、安全、そういうことに果たしておる役割り、これも無視はできないのだということをしばしば申し上げておりますので、この点がなかなかむずかしいから、そう簡単に容易に短期間の間に全面的返還ができる、こういうふうには思わない。これも、大浜君もさように了承しておるわけです。
しかし、いま言ったようなただ国民の願望だけでもいかぬ、いま言ったような安全上の沖縄に対する役割りというものもありますから、いますぐに沖縄の施政権の全面的返還が達成できるとは私は思わない。あまり甘いことを言って幻想を持つことはよくない。多少の時間がかかる。その時間のかかる間は、これはもうできることは何でもやったらいいというのが私の意見です。
○田原委員 田中政務次官にお尋ねいたしますが、沖縄の地位に対しては、佐藤内閣でも全面的返還の立場をとっておるように見ておりますが、そういう、つまり米軍の永久占領にあらずして、必ず適当な時期には返すという沖縄を何ゆえにアルゼンチンとの条約に入れなければならなかったか、その経過を明らかにしてもらいたいし、それから、これは必要であるかどうか、むしろこういうものがないほうがよくはないかと思うのでありますが、
御承知のとおり、地元におきましては、北富士演習場の全面的返還ということの強い要望もございました。政府といたしましても、なるべく地元の御要望に応じたい、こういう意味合いにおいて折衝いたしております。 そこで、東富士のほうはすべての条件が整っておるわけでございまするが、まだ北富士におきましては、地元の公共団体の市長がかわったというような関係もございまして、だんだん状況が整いつつあるわけでございます。
それは、総理の発言を聞いておりますというと、いわゆる全面的返還というふうにとれます。また、前の、改造前の内閣において、森さんが総務長官のときに、教育権の分離返還ということを打ち出された。
○岡田宗司君 ただいまのお話を聞いておりますというと、いわゆる分離返還、段階的返還論については、大体まあ観念論的である、それでそういう方法はとらない、こういうふうに解せられるのですが、そういたしますとですね、やはり基地をも含めての全面的返還というのが解決の方法としてとらるべきであると、こういうお考えでしょうか。
そういたしますと、私どもはやはり沖縄は全面的返還でなければならないというのが総理のお考えのように思うのでありますが、この全面的返還ということになりますというと、非常にむずかしい問題が含まれておることは私どもよく承知しておりますが、しかし、総理としてはそういう態度でアメリカ側に対して常に臨まれるのかどうか、この沖縄の返還の問題についてアメリカ側に臨まれる態度というのは、常に全面的な返還、こういう態度でいかれるのであるかどうか
これらの現状に対処しつつ、施政権の全面的返還を含む当面の政府の御方針について伺いたいと存じます。 なお、沖繩施政権の返還を叫ぶ人々の中で、北方領土の問題に口をつぐんでいる方々があるのは片手落ちもはなはだしいと言わざるを得ません。(拍手)沖繩だけでなく、北方領土の問題が片づかない限り、わが国の終戦処理が完全に終わったとは申せません。
しかし、いま沖繩の全面的返還といっても、これは言うべくして可能でないことは十分皆さん方もよく御承知のことでありますし、私もそう思っております。