1965-03-10 第48回国会 参議院 予算委員会 第8号
私どもはもちろん全面核兵器禁止、そういう状態を希望はいたしますけれども、やはり当面する国際情勢から見まして、一歩一歩進んでいく。今日まで核兵器を持たない国、これは持たないようにすることが、まず第一に全面核兵器禁止の方向への協力だと、かように思うので、私どもの態度を明確にいたしたのでございます。しかし不幸にして、中共側の同意もまた協力も得ていない、かように私は考えております。
私どもはもちろん全面核兵器禁止、そういう状態を希望はいたしますけれども、やはり当面する国際情勢から見まして、一歩一歩進んでいく。今日まで核兵器を持たない国、これは持たないようにすることが、まず第一に全面核兵器禁止の方向への協力だと、かように思うので、私どもの態度を明確にいたしたのでございます。しかし不幸にして、中共側の同意もまた協力も得ていない、かように私は考えております。
しかしながら、日本政府といたしましては、唯一の被爆国家として、これからこの不満足なる条約を完全にし、そうして、全面軍縮、全面核兵器禁止に至る道筋について、これまで見られたようなちゅうちょ逡巡あるいはまた無方針とも思われるような態度を一御して、勇気を持ってこれらの目標に向かって前進をする、この態度をわれわれは強く要望いたしまして、この条約の批准に賛成をいたすものであります。(拍手)