1984-04-27 第101回国会 参議院 本会議 第13号
国有林は国土の二〇%、そして全林野面積の三〇%を占めているのでありまして、我が国の森林、林業の中核をなしております。したがって、国有林が果たしている公益的な機能は、先ほど申し上げました二十五兆四千三百億円のうち、単年度で七兆六千二百九十億円に達するのだと言うことができると思います。
国有林は国土の二〇%、そして全林野面積の三〇%を占めているのでありまして、我が国の森林、林業の中核をなしております。したがって、国有林が果たしている公益的な機能は、先ほど申し上げました二十五兆四千三百億円のうち、単年度で七兆六千二百九十億円に達するのだと言うことができると思います。
これは全林野面積の二八%に及んでおるものでございます。第一期整備計画におきましては、配備目標は四百六万ヘクタールに対しまして四百八万ヘクタール、第二期整備計画におきましては、配備目標が六百六十六万ヘクタールに対しまして、四十七年度末で六百九十四万ヘクタールと、保安林の配備は目標に対しまして若干オーバーした成績を出しております。
そして、長官御存じのように、町村の全林野面積の中で八〇%、九〇%、軒先まで国有林、こういう状態が今日もう固着してしまっておるというのが現実です。私は、歴史をもとに戻せということじゃないのです。こういう時代になって、これを戻せとかなんとかいう議論をしようとは思いません。 人間の生活というものは、御承知のとおります水がなければいかぬ。海岸におった人は、海を利用して魚をとって生活をいたしました。
こういう実態であり、全林野面積の三〇%を占めておる。こういう状況ですから、これに対してどういう対策をおとりになるか。これは重要な問題じゃないかと思うのです。ことに国有林野特別会計、その剰余金の使い方なんかにつきましても、また今後も今までのようななやり方でいいのかどうか、自由化の場合の国有林野事業のあり方、この点当然検討されていると思うのです、重大な問題になっているのですからね。
しかも御承知のごとく、全林野面積のわずか二割五分程度のものがいわゆる人工植栽にかかる森林でございまして、残余の七五%に相当するものは、いずれも天然に生育し、これが利用されたあとも天然に再生をはかる、こういうようないわば野放しの森林であるというのが現状であるわけでございます。
わが国の森林を国有林と民有林とに大別してみまするに、国有林はわが国全林野面積の三分の二の広大なる面積を占めておりながら、その経営は一般的に合理性を欠き、そのために、生産性はきわめて低いのであります。
わが國の民有林は、全林野面積の約三分の二を占めておる。しかもその多くは外山である。こういうふうな観点から、從來の林野局行政は、ともすると國有林行政に墮したきらいがあるのであります。今後國有林以上に、民有林に力を注がなければならぬと考えるが、まずこの点御意見を伺いたいのであります。