1968-04-16 第58回国会 参議院 文教委員会 第9号
夢が去って、その情熱をどこかにぶっつけたいというようなことから、全学連運動に入るというようなことが言われておるのですが、この教養部の内容の貧困さ、これにつきましてどういうようにこれを今後充実させていくか、その何か具体的な方策を考えておられるか。
夢が去って、その情熱をどこかにぶっつけたいというようなことから、全学連運動に入るというようなことが言われておるのですが、この教養部の内容の貧困さ、これにつきましてどういうようにこれを今後充実させていくか、その何か具体的な方策を考えておられるか。
大学生としての誇りと喜びと希望を与えるものではなく、むしろ全学連運動の温床となっていると言われておるのであります。いまの大学は、最終学年は就職で忙しいので、専門教育を施す期間はわずかに一年にすぎない。これでは技術革新の時代にとうてい対処できないと思いますが、一般教養について文部大臣はどう考え、どう改善されていくお考えですか。
全学連運動に飛び込んでいる学生そのものがかわいそうだ。これにひとつ何か与えて、きびしくし、温情を与える。親から金をもらっている立場、自分から学を求めようという立場はいつかわかるはずだ。あの人たちはいつか目ざめるわけです。そうしたときに、ある程度の人間的な規制、範疇というものを置く必要があるのじゃないか。大学もそうだ。大学自体の中にそれがなければならないと思う。
すなわち、各大学の学生に対する指導をさらに徹底いたさせまして、そうして学生自治会が全学連指導者によって引き回されている実情を改善し、あわせて全学連運動に職業的に従事する、学生の本分を忘却している者を、学園から排除する必要があると考えているのであります。