1968-03-22 第58回国会 参議院 予算委員会 第4号
近時、全学連事件がややもすれば興味本位のニュースの対象となり、あるいはやじ馬気分の見物の対象となって、社会の秩序に反抗する暴徒の横行に対し警察が警備に苦心しておるという事件の本体がかすんできたように見えるのは、まことに遺憾であります。
近時、全学連事件がややもすれば興味本位のニュースの対象となり、あるいはやじ馬気分の見物の対象となって、社会の秩序に反抗する暴徒の横行に対し警察が警備に苦心しておるという事件の本体がかすんできたように見えるのは、まことに遺憾であります。
その後、この公安条例は、各地におきまして、たとえば東京都の蒲田事件、全学連事件、静岡県の条例事件、京都円山事件、川崎市公安条例事件等等、数多くの憲法違反の判決を受けておるのでございまするし、中でも昭和三十四年十月十三日、東京地方裁判所において憲法違反の判決が行なわれた東京大学生公安条例違反事件の判決文の中に、次のようなことが述べられてございます。