2006-05-18 第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
同大学の乾燥地研究センターは、文部科学省指定の全国共同利用施設として平成二年に設立され、乾燥地における砂漠化防止及び開発利用に関する基礎的研究が行われており、国際的にも極めて高い評価を得ております。委員からは、国立大学法人化の影響と課題、運営費交付金に係る効率化係数の根拠、大学卒業者の県内定着への取組等について質疑が行われました。
同大学の乾燥地研究センターは、文部科学省指定の全国共同利用施設として平成二年に設立され、乾燥地における砂漠化防止及び開発利用に関する基礎的研究が行われており、国際的にも極めて高い評価を得ております。委員からは、国立大学法人化の影響と課題、運営費交付金に係る効率化係数の根拠、大学卒業者の県内定着への取組等について質疑が行われました。
例えば埼玉大学の政策科学研究科が修士課程だけでだめなのである、そういうのであれば博士課程をそこに設ければいいし、さらには、今回の大学院大学の目玉の一つであると言われております全国共同利用施設も、埼玉大学の政策科学研究科の中にきちっと設ければいいじゃないですか。なぜわざわざ神奈川の方にまで持っていってそういうことをされるのか。この目的ともあわせて答弁をお願いしたいと思います。
なお、大学の附置研究所につきましても、五十九年度には熊本大学の体質医学研究所を当該大学の医学部講座と医学部附属の遺伝医学研究施設に転換いたしましたし、六十年度には岡山大学の温泉研究所を、これまた当該大学の医学部附属環境病態研究施設と全国共同利用施設の地球内部研究センターというぐあいに転換いたしております。
なお、この温泉研究所では、従来から医学系及び地球科学系の関係部門を分離、改組することについて種々検討を重ねてきておったわけでございまして、五十九年七月に全国共同利用施設及び医学部附属病院施設への改組の方針を決めたわけでございます。
もう一つは、国立学校設置法の施行規則の二十条の四を見ますと、京都大学には全国共同利用施設として放射線生物研究センターというものが置かれております。また二十条の五には、大阪大学に全国共同利用施設として核物理研究センターを置くとしております。
これはセンター設立の内容からいけば、そうなるのかどうかわかりませんけれども、しかし、全国共同利用施設ということになっておりますので、海外の日本人学校のためだけではなくて、むしろ帰ってきた者の教育のために、これは積極的に利用しやすい形のものが整備されておらなければならない、こういうふうに思うわけです。そういう点についてセンターの充実を図る必要がある、こういうふうに思います。