1994-03-08 第129回国会 衆議院 本会議 第9号
特に、公共料金などの引き上げは、本年に入りてから、一月の郵便料金の大幅アップ、さらに四月以降、国内の電話料金、国立大学の入学・授業料、ピール、清酒、しょうちゅうの酒税、首都高速道路料金等々の値上げ、また医療関係での診療報酬、入院時給食費の自己負担増、国民年金、厚生年金の保険料の引き上げのほか、さらには東京都を初めとする地方自治体等の公共料金などの値上げも行われると聞いております。
特に、公共料金などの引き上げは、本年に入りてから、一月の郵便料金の大幅アップ、さらに四月以降、国内の電話料金、国立大学の入学・授業料、ピール、清酒、しょうちゅうの酒税、首都高速道路料金等々の値上げ、また医療関係での診療報酬、入院時給食費の自己負担増、国民年金、厚生年金の保険料の引き上げのほか、さらには東京都を初めとする地方自治体等の公共料金などの値上げも行われると聞いております。
昨年の厚生省の概算要求では、本人給付率二割削減、高額療養費自己負担額の引き上げ、入院時給食費負担の導入、ビタミン剤等の保険適用の除外、高額所得者の保険負担の除外等々を行うことになっていたのは天下周知のとおりであります。
この資料に基づいて私ども一つの試算をしてみましたが、健保本人十割給付が八割になりますと七千百六十億円、これは一々細かくありますけれども省きますが、それから入院時給食費一日六百円で千二百七十七億円、ビタミン、総合感冒剤などで九百二十四億円等々、九千六百四十二億円という数字が出るんですね。これはまだわかりません、われわれも。
この趣旨に基づいて健康保険の二割負担、入院時給食費、かぜ薬など患者に負担させる制度が強行されようとしているのです。これは金の切れ目が命の切れ目ということであり、国民が築き上げてきた制度を根底から覆すものと言わざるを得ません。特に、被爆老人に「病は気から」と発言し、それを指摘されても、「拍手を受けた」と平然と言われたことに私は慄然とし、心からの怒りを禁じ得ません。