1964-03-17 第46回国会 参議院 文教委員会 第15号
○加瀬完君 文部省が私どものような趣旨で、入所基礎資格というものに限定を加えないし、しかも確実に養護教諭になれる、しかも養護教諭の志望者が多いように、いろいろ修学の好条件を与える、そういう形のものを確実に十カ所作るということでありまして、十八カ所でなければならないか、あるいは十カ所で足りるのかということでございますれば、私ども十二分に話し合いをしてみたいと思います。
○加瀬完君 文部省が私どものような趣旨で、入所基礎資格というものに限定を加えないし、しかも確実に養護教諭になれる、しかも養護教諭の志望者が多いように、いろいろ修学の好条件を与える、そういう形のものを確実に十カ所作るということでありまして、十八カ所でなければならないか、あるいは十カ所で足りるのかということでございますれば、私ども十二分に話し合いをしてみたいと思います。
そうすると一つは入所基礎資格というものが、単に高等学校の卒業生というだけでは、看護婦の資格がなければならないといったような条件がございまして、入所をする基礎資格が問題である。そのために、だれでも行くというわけにいかぬじゃないか。
しかしながら、その多くは卒業資格として、養護教諭のほかに保健婦その他の免許状を同時に与えられていること、また入所基礎資格として看護婦資格を必要とするものも多いために、入所生徒が定員を下回っているものも多いこと等があり、実際に養護教諭として確保できる数は、資格取得者の二〇%ないし三〇%にすぎないのであります。
しかしながら、その中には看護婦資格を入所基礎資格とする短期の養成所が数多くあり、また卒業資格として、養護教諭のほかに保健婦その他の免許状を同時に与えておりますために、全国的な看護婦不足を反映して、入所生徒が養成定員を大きく下回ったり、卒業者の相当数が保健婦として就職する等の事情があり、養護教諭として確保できる数は、養成定員の三〇%前後、約四百名程度にすぎないのであります。