1987-06-05 第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
先生御指摘のことしの入学選抜方式の変更でございますけれども、これにつきましては実は所管ではございませんが、それが確かに医学部の方の入学定員に若干の影響があったということは言えるのではないかと思うわけでございます。数字的に見ますると、国立大学につきましては、入学定員が四千四百三十人に対しまして四千四百九十七ということで、六十七名のオーバーでございました。
先生御指摘のことしの入学選抜方式の変更でございますけれども、これにつきましては実は所管ではございませんが、それが確かに医学部の方の入学定員に若干の影響があったということは言えるのではないかと思うわけでございます。数字的に見ますると、国立大学につきましては、入学定員が四千四百三十人に対しまして四千四百九十七ということで、六十七名のオーバーでございました。
○佐藤(徳)委員 既に係の人を通して資料を提供してありますからおわかりかと思いますが、実は私の県の福島県の教育委員会が今お答えいただいた内容にそぐわない入学選抜方式の定義をやっておりますね。例えば、御承知かと思いますけれども、「行動及び性格の記録」等についてA、B、Cの三段階に区分する。そしてA、B、CのAは三〇%、その三〇%は五段階評価の五の配点をする、こういうことなんですね。
ですから、私学自身が入学選抜方式をかく変えるのだという一つの基本的条件を社会に提起したとすれば大変な改革への道を切り開くことができるのじゃないだろうか。私立学校はそういう意味では建学の精神、そして教育方針あるいは創造的な教育内容をみずからの力でできるようになっておるわけです。
たとえば、いまみたいに入学選抜方式でいけば、高校は、五つの高校があれば必然的にA、B、C、D、Eの高校のランクがつきます。入った高校でもって子供は差別されます。みんな入れる、そうすれば、高校のレベルを同じにすれば、一つの高校に百点満点の子と零点の子がいるわけです。そうすると、今度は学校の中で能力別のクラス編制をしなければならぬという問題も起こってくるわけです。
これは昨年私は前文部大臣の灘尾さんにこの問題を訴えたところ、弊害の大きなことを認めますので、ぜひ入学選抜方式については改善をいたしたい、こういう答弁がございましたが、その後、文部省内において、鋭意検討されておると思いますが、経過と現在の結論をお聞かせ願いたい。
それはよく親の責任であるというが、しかし、これはとにかく入学選抜方式の改革なしにはこの流れを食いとめることはできないと私は思っているわけですが、いかがですか。