1984-07-25 第101回国会 衆議院 文教委員会 第22号
移住した市町村に住民登録を行わずに保護者から入学届が学校側に出されるという異例なケースが最近ふえています。例えば和歌山市では、昭和五十七年四月には小学校で八十二名、中学校で十六名であったものが、ことし五十九年の七月には小学校で九十三名、中学校で三十一名に上っています。
移住した市町村に住民登録を行わずに保護者から入学届が学校側に出されるという異例なケースが最近ふえています。例えば和歌山市では、昭和五十七年四月には小学校で八十二名、中学校で十六名であったものが、ことし五十九年の七月には小学校で九十三名、中学校で三十一名に上っています。
憲法の疑義という点についても、強制的に職業の選択の自由を制限するのでなくて、公共の福祉に従って、自由意思によって義務づけられた学校にみずから志願をして、そうして入学届を出して受験をしていくのですから……。今御説明の中には、そうでなくて、昔の徴兵制度のように、一定の条件を持った国民はこの学校に入らなければならないということを前提としての制度の論議だと思うのです。