1981-03-30 第94回国会 参議院 大蔵委員会 第12号
○政府委員(小幡俊介君) いわゆる法定資料ということにはなっておりませんので、自動的には税務署に資料は参りませんけれども、私どもといたしましては課税上の非常に関心のあるところでございますので、私立大学の入学寄付金等につきましてはいろいろ努力をいたしまして、資料の収集に努めておるところでございます。
○政府委員(小幡俊介君) いわゆる法定資料ということにはなっておりませんので、自動的には税務署に資料は参りませんけれども、私どもといたしましては課税上の非常に関心のあるところでございますので、私立大学の入学寄付金等につきましてはいろいろ努力をいたしまして、資料の収集に努めておるところでございます。
同大学には、財団から経常費補助金として、五十一、五十二両年度に計二億九千九百万円を交付しておりますが、同大学の経理の状況を調査いたしましたところ、同大学において後援会組織に行わせていた巨額に上る入学寄付金等の別途経理があり、当局の厳重な勧告があったにもかかわらず、依然としてこれが解消されておらず、大学運営が正常に行われていないと認められる状況でありましたので、このような経理その他の事務処理が著しく適正
最高の入学寄付金を徴収しなければならない大学が、私学振興のために、そしてまた一方では不当に高い入学寄付金等をなくしていくために、国が行う助成を拒否している。このことは非常に不自然なことであります。そのことを文部省がいままで放置されているということも私は大変おかしなことだと思うんであります。自分の大学は寄付金も一切とらない、国からの助成ももらわない、それならばわかりますよ。
この入学寄付金等、決算との乖離についてであります。これは明確に私は不正事件ではないかと思うんですが、これは警察がどのように答弁をされるか、これからお聞きをしていかなければわかりませんが、文部省が事情を聴取された結果の説明ですね。
私といたしましては、一方において、私立の医科大学については他の一般の大学に比べて格別の財政措置を講ずるとともに、他方、強制にわたるような入学寄付金等については、何らかの抑制策を講じたいと考えております。