1988-04-22 第112回国会 衆議院 文教委員会 第8号
だから本当に入学地獄、試験地獄と入試地獄というのをどう解決するかというもう少し抜本的な踏み込んだことを、これは知恵を出せばあるのじゃないか。
だから本当に入学地獄、試験地獄と入試地獄というのをどう解決するかというもう少し抜本的な踏み込んだことを、これは知恵を出せばあるのじゃないか。
したがって、本来ならば、浪人がなければ一、入学地獄はないわけです。浪人を入れると一・三倍であります。三・四四というのは、平均して全部で三・四四校受けたのです。これは大学格差があるからです。少し上のところ、ここら辺から少し滑りどめというようなことで三・四四。したがって、平均して四・五倍の入試競争になった。その形は今日も大きく変わっておりません。すると、〇・三をどうするかという問題が一つあります。
こういうことで、私は入学定員のことをいま局長に申し上げておりましたが、ちょうど関連をして質問したいと思うんですが、医学部を含めて入学地獄を解消するために、入学の幅を広げていく、こういう立場で、国立大学の夜間学部というものを、すなわち第二部、これをやはり私は思い切ってやるべきではないか、こういうふうに考えるわけなんですね。現在やっていますのは、夜間部が置かれているのは九大学だけなんですね。
いまおっしゃっております入学地獄を解消していく、これも非常に大切なことでございます。同時にまた、生徒それぞれ特性を持っているわけでございますので、それぞれの特性を伸ばしていく教育、そして社会に貢献していく、これも非常に大切なことじゃなかろうか、こう考えるわけでございます。小学区制にしてしまいますと、もうその中学の卒業生の進路はきまってしまうわけであります。
もう一つは、中学校におきますところの調査書を活用する、これにウエートを置きますことも、入学試験中心にならない教育ということが期待できますので、そういう方向を漸次広げていきたいというようなことで、いまのいわゆる入学地獄というような問題を少しでも解消するようにいたしたい。 しかし根本的には、当初に申し上げましたような社会風潮、これを是正をぜひしていきたいものだ、かように考えております。
大臣も、入学地獄を解消したいということをおっしゃったわけですが、その原因はやはり学校格差にあるのです。学校格差をなくするためには、小学区制をとる以外に方法はないのです。こういうことについて、大臣の見解を承りたいと思います。
いわゆる未曽有の入学地獄だといわれておるわけでありますが、そういう中で、いわゆる国の計画より上回って実施をいたしました市町村に対して、特交で見るのはどうかと言われたのでありますが、見るとすれば理論的にいって特交で見る以外にないではないですか、そうでしょう。
あるいは高校入学の入学地獄も、急激に設備投資をあおり、高度成長をあせって他方の教育設備を怠ったひずみがこういう形になってきておる。あるいは所得の格差の拡大だという人もある。とにかく急激な酔っぱらい運転で高度成長をあまりにも急いで選挙政策を掲げたために、こういうような物価騰貴が起こり、交通地獄や入学地獄や所得格差というものが国民に贈られたということも私はある程度事実だと認識をいたしております。
私は現在高知県でも、大臣も御承知だと思いますが、今まで高知県あたりでは、入学地獄というものを緩和するために、民間の要望にこたえて、どの子供も高等学校に入れるような大へんよいしかけを慣行としてお作りになっておったらしい。ところが、最近はそれをぶちこわすような方法が、理事者側からとられていると聞いています。
ところが新制大学の場合には、この講座制というものが旧大学のように厳密には行われないで、非常に不完全な講座と言えば講座でしようが、その形のままでやられておるところにこの新制大学が非常に不評判であり、地方の大学というものが問題にされない、そのために中央にこの学生が殺到して入学地獄というものがますます最近は盛んになつておる。このために青年が自殺して来る問題が非常に新聞に多く出ておるのです。
予算が少くなつて参りました場合の予算の配分の問題については、これはなかんずく教育を守る者にとつてはよくこれは考えなきやならん点だと思うのですが、まあ幸か不幸かよくわかりませんですけれども、今回の法律で若干この国会の審議を抜きにして、政令でこの配分がきまるというようなことになつて参りました場合に起つて来る一つの現象として、入学地獄、試験地獄だと思う。