2001-02-06 第151回国会 参議院 本会議 第2号
中曽根さんが政治家としてどのような信念を持たれようと構いませんが、昭和三十五年十月十二日、日比谷公会堂での党首立会演説会で演説中の浅沼さんを池田自民党総裁の目前で刺殺した山口二矢を愛国的純粋性の持ち主として若い人に教え、みずからも実践しなくてはならないときが来たと言われていることは日本国憲法の理念と精神に全く反するものであって、このような考えを教育改革の目標に置くとすれば重大であります。
中曽根さんが政治家としてどのような信念を持たれようと構いませんが、昭和三十五年十月十二日、日比谷公会堂での党首立会演説会で演説中の浅沼さんを池田自民党総裁の目前で刺殺した山口二矢を愛国的純粋性の持ち主として若い人に教え、みずからも実践しなくてはならないときが来たと言われていることは日本国憲法の理念と精神に全く反するものであって、このような考えを教育改革の目標に置くとすれば重大であります。
「浅沼社会党委員長が去る十月十二日、日比谷公会堂における自民党、社会党及び民主社会党の三党首立会演説会におきまして演説中、右翼の一少年の凶刃により不慮の死を遂げられましたことにつきましては、私どもはまことに遺憾に存じておるところであり、ここにつつしんで哀悼の意を表する次第であります。
去る十月十二日の三党首立会演説会の際に起こりました浅沼事件について調査を行ないます。 本件について当局からは、法務省から竹内刑事局長、大沢矯正局長、川井公安課長、鰭崎少年鑑別所長、警視庁から石岡公安部長がただいま出席されております。 まず政府当局より事件の概要について御説明を願います。
今回の事件は、総選挙を前にして行なわれました三党首立会演説会の席上におきまして、野党第一党の淺沼委員長が演説中に突如暴漢の凶刃に倒れられたということ、しかもこのテロ行為が一般聴衆の面前で公然と行なわれ、その状況がテレビ放送を通じて広く全国の視聴者の目に映じているだけに、全国民に対しましてなまなましい実感をもって深刻な影響を及ぼしているように存ずるのであります。
○周東国務大臣 淺沼社会党委員長が去る十が十二日、日比谷公会堂における自民党、社会党及び民主社会党の三党首立会演説会におきまして演説中、右翼の一少年の凶刃により不慮の死を遂げられましたことにつきましては、私どもはまことに遺憾に存じておるところであり、ここにつつしんで哀悼の意を表する次第であります。
(拍手) 昨日わが党栗山議員が、日比谷公会堂における三党首立会演説会において、野党第一党の党首が刺殺されるという一大不祥事、この悲痛なる事実に対して警備の責任を追及したときも、警備には重大な手落ちがあったとは思われないと答えましたが、これまた重大な発言であります。
わが党淺沼委員長は、去る十月十二日、三党首立会演説会の壇上におきまして、右翼テロによって刺殺されました。池田さん、あなたの目の前で殺されたのであります。淺沼委員長は、死の瞬間まで、憲法を守り、議会政治と民主主義、平和を守るため、また来たるべき総選挙にはあくまで公明選挙をと、声を大にして叫び続けながら倒れたのであります。
私は、それより先に、去る十二日、日比谷公会堂におきまして三党首立会演説会の席上、凶刃に倒れられました淺沼社会党委員長の霊に対しまして、参議院同志会一同を代表して、深く哀悼の意を表する次第であります。
公の団体の主催する三党首立会演説会で、政治の最高責任者である池田首相が至近の距離に控え、ラジオ、テレビを通じて全国民の注視の中で政策の発表の中途において暴漢に刺殺されるなどということは、想像を絶する痛恨事であります。映画や芝居ならいざ知らず、淺沼委員長刺殺の、あの身の毛もよだつような場面が写真にとられ、またテレビで実況放送されるなどということは、近代社会においてあり得べからざることであります。
本月十二日、わが党の委員長淺沼稻次郎君は、三党首立会演説会におきまして、演説の途中で、暴漢の手によって刺殺されました。淺沼稻次郎君は、私が社会主義運動に投じて以来の友人であり、わが国の勤労大衆の解放のために四十年の長きにわたって戦ってきた人でございます。大衆から親しまれ愛された淺沼君の生命を一瞬にして奪い去ったテロの凶刃に対し、私は憤りの念を押えることができないのであります。