1952-02-19 第13回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
たとえば、佐賀県の精神薄弱兒童施設の設置費、あるいは教護院の増築費、中央兒童相談所の増築費というようなのがそれであるのであります。従いまして、欠員不補充の鉄則のもとでありますが、せつかく中央で苦心いたしまして獲得いたしました児童福祉関係職員の増員のごときも、第一線におきましては、とうてい認められないのでございます。
たとえば、佐賀県の精神薄弱兒童施設の設置費、あるいは教護院の増築費、中央兒童相談所の増築費というようなのがそれであるのであります。従いまして、欠員不補充の鉄則のもとでありますが、せつかく中央で苦心いたしまして獲得いたしました児童福祉関係職員の増員のごときも、第一線におきましては、とうてい認められないのでございます。
それから厚生委員会で取調べましたところの兒童行政がどういう状態になつているかということは、先ほど自由党の青柳委員から、るる説明申し上げた通りでありまして、その結果によつて私どもの委員会では、自由党を含めまして全会一致で、どうしても平衡交付金の中から兒童施設費等を含んでおる兒童福祉行政に対する補助金はわけてもらわなければならないという結論を出しまして、これは衆議院の決議にもなつておると思うのです。
併しながら今のような自由契約の子供と、措置された兒童との扱いに差違があるということになりましては、これはただ盲聾唖見施設のみならずその他全般の兒童施設においてさようなことがあることは、これは方針上許されないことであり、この処遇は一本にいたしまして、ただ取れるものからは取り、取れないものは公費で措置するというのが建前でございます。
○委員長(山下義信君) その点委員長からお願いして置きますが、そういう兒童施設についての政府のまあ何と言いますか、全体的な計画というような資料を当委員長は貰つたことがないのでありまして、その資料を是非一つ委員会に御提出を願いたいと思います。
○委員長(山下義信君) 中平委員の最前の質疑の中に兒童施設について拡充の積極的な計画があるかという質問の点があつたと思うのでありますが、その点御答弁をお願いいたします。
今回改正いたしたい第一点は、療育施設を虚弱兒施設と肢体不自由兒童施設に分けることであります。第五回国会における改正によりまして、盲ろうあ兒童施設を療育施設から分けて一つの児童福祉施設としましたが、更に現在の療育施設について見ますと、身体の虚弱ね兒童と肢体の機能の不自由な兒童の両者を対象とすることになつています。
その財源は、各国政府からの寄附、個人的寄附及びアンラの剩余財産から成つておりまして、救済せんとする国の兒童並びに妊産婦に対しまして毎日五百乃至六百カロリーの補給食を與えようとするものでございまして、学校、保育所、兒童施設等を通じまして集団給食をいたすものであります。
○亘政府委員 今の関係は、大体われわれといたしまして兒童施設に保護されている兒童のことを考えておるのでありますが、その費用といたしまして、今お話のような予算を計上いたしたのでございますが、全体といたしまして約二万人近くというふうになつております。
而して兒童施設は皆無であります。第六に兒童愛護運動というようなものがございません。婦人團体の活動は全然ございません。これらの問題に関しまする三縣下の有力者は極めて無関心であります。第七に、多少これは後戻りしまして重複いたしますが、現在の兒童の処遇状態は全く使用人の待遇であります。即ち先に申しましたように、労働基準法の範囲に属します、いわゆる家庭育成の形態は使用形態であります。
からいろいろの御批評も頂き、又御鞭撻も頂いておるわけでありまして、我々といたしましても最大限度の努力をいたすは勿論のこと、予算化いたすべく、殊に参議院の皆樣方からは昨年來非常な御協力を頂き、御努力頂きまして、この問題につきましては漸く最近におきまして、各方面におきましてもこういう問題の予算の必要性というものが叫ばれておるようになりましたのでありますが、この際の問題として公共事業費といたしまして、相当の兒童施設
しい標準を社会に確認させるためには、もう少し嚴しく出た方がよかつたのではないか、同時にこの婦人がこういつた犯罪を敢えてするようになりましたことは、やはりその夫、又その廻りの人、又社会全般が余程の反省をしなければならないということ、そしてこれからこういう罪を犯した人たちの教育、又こういう罪を犯すに至るであろうところの人たちの教育について、社会はこの際もつともつと熱意を持ちまして、もつと犠牲を拂つて兒童施設
そういうような面から、又兒童福祉法の虚弱兒童施設への面に連絡をとつて、殊に保健婦の養成に力を入れて参りました山形縣は、更に虚弱兒童の療養を、縣下に多い温泉を利用して、そういう療養に二十年來努めて参りましたのが、この十年來縣が取上げまして、初めは新聞社が拵えておりましたことでありますが、縣が取上げて、毎年五百人程、五十人づつ二十日間、二十日を限つて次々に行つて、その療養虚弱兒が縣下から代る代る選出せられまして
兒童相談所というものは、たとえば子供の問題についてはどこの縣内にもたくさんの兒童施設がありますから、その兒童施設のだれだれさんはこういう子供を扱うことが非常にうまい。從つてそういう子供はどこの施設のだれだれさんが扱うということをよく熟知しておりまして、その子供の性格に應じて、環境に應じてやるようにしなければ、ほんとうの兒童相談所の機能は達しないのであります。
且つ又政府は平素こういう施設に對して、どれだけの關心と調査と、或いは指導とをなしておられるか、ただぽかんと葵寮という問題が現われて來たのではなく、それは相當以前からそういう現象をいたしておりまするが、全國にあるこういう兒童施設に對して相當の關心と注意と指導とを持つてお出でになる筈でありまするが、恐らく我々が視察して初めて御存じになつたような事態ではないか。
ただいまお話になりましたように厚生省といたしましては母子寮の内容の充實強化につきましては、非常な努力を拂つておるのでありまして、今囘提案になりました兒童福祉法案等も、母子寮というものを兒童施設として將來やつていく、こういうことにいたしたのであります。
○米澤政府委員 四十三條の最低基準の問題でありますが、これは今後の兒童施設の將來の運營につきましては、根幹をなす大事な問題でありますので、これは福祉委員會の意見を十分聽きましてきめたいと考えております。
この兒童施設に關する限りは、かくのごとく單なる人件費というようなもののみにとらわれずに、實際の活動の面において豫算を活用されたいということを申し上げておきます。