1976-10-13 第78回国会 衆議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号
しかし、二つの山が終わったから、せめてその二つの山でもいいから、こういうことでございましたという捜査の経過、児玉ルート解明の見通しの一部、そういうことにつきましても御報告するのが法務大臣としての義務じゃないかという気になって、中間報告をいたしましょうということを申し上げましたところ、総理が施政方針の演説にそういうことを盛り込んでおられます。
しかし、二つの山が終わったから、せめてその二つの山でもいいから、こういうことでございましたという捜査の経過、児玉ルート解明の見通しの一部、そういうことにつきましても御報告するのが法務大臣としての義務じゃないかという気になって、中間報告をいたしましょうということを申し上げましたところ、総理が施政方針の演説にそういうことを盛り込んでおられます。
そういう細かいことは、私の中間報告をお聞きになって、御満足がいかなければ御質問になって、そうしてあれでしょう、これはこうなっていますということで、第三の児玉ルート解明に、捜査の支障のない限り最善の御報告をするということでないと、余り中間報告というものがだらだら長くなるのも考え物だと思っております。
全くこれもおかしな話でありまして、要するに、先ほど言ったように、全ルート解明、児玉ルート解明、全貌を明らかにすると。これはあくまでもやっぱり遠いところ、中期的な将来にあるみたいだけれども、一つ一つ積み重ねませんと、一つ一つ疑問をやっぱり解明していかなければ、全くそのゴールに至るまで本当にやるのかどうなのかなと、不安ばっかりつのるわけだ。この辺どう思いますか。
それは児玉ルート解明の見通し等の中に触れる場合があるかと思います。
児玉ルート解明の見通しと決意を聞きたいということですから申し上げますと、児玉の病状等、捜査上種々困難な障害が存するために、全日空及び丸紅ルートに比べて児玉ルートの解明がおくれていることは御指摘のとおりであります。しかしながら、ロッキード事件の全貌を究明するためには、この児玉ルートの解明が絶対に必要不可欠であることは再三申し上げたとおりであります。
小佐野賢治氏を偽証罪で捜査しているかどうかということにつきましては、東京地検に照会いたしましたところ、そのことのしているかどうかについては、現に捜査中のロッキード事件、特にまだ解明の残っておる児玉ルート解明に関係のある事柄であるので、公にすることを差し控えてもらいたいという回答でございました。
稻葉法務大臣は、きのうの、衆議院ですけれど、ロッキード特別委員会で、児玉ルート解明については雪の降るころまでずれ込むことはないと、選挙とかち合わせたくないとおっしゃっておりますけれど、これはもういまでも当然変わりはございませんね。
○木島則夫君 そうすると、これは法務大臣にお伺いしたいのでありますけれど、いまのことが児玉ルート解明のための大きな武器になり得るかということと、それから稻葉法相が、児玉尋問については一考を要すると、これまでたびたび述べていらっしゃいます。これと何か結びつくことがあるのかどうか。