1983-01-28 第98回国会 参議院 本会議 第3号
まず、昨年来低迷している経済不況の克服策についてであります。景気はいまや底割れの状況になっており、企業の倒産件数は増大し、失業者は百四十万人に達しようとしております。政府の経済見通しは全く外れ、経済政策に対する国民の信頼は失われてしまっております。所得税減税を初め、昨年の予算審議で約束した下期公共投資の追加などがほごにされた当然の結果であると言わなければなりません。
まず、昨年来低迷している経済不況の克服策についてであります。景気はいまや底割れの状況になっており、企業の倒産件数は増大し、失業者は百四十万人に達しようとしております。政府の経済見通しは全く外れ、経済政策に対する国民の信頼は失われてしまっております。所得税減税を初め、昨年の予算審議で約束した下期公共投資の追加などがほごにされた当然の結果であると言わなければなりません。
危ない、危ないと言うんじゃなくて、全くこれはこのままでいったらもうおしまいになってしまうんじゃないのかということまで心配されるような状況というものは、私は国家のいわゆる基本的な政策としてももっとここに焦点を当てたこれの克服策というものを出されないといかぬのじゃないか。
でそれぞれ近代化、合理化、体質強化のためのいろいろな施策をとっているところでございますけれども、いずれにいたしましても、先生が御指摘になりましたような問題が起こらないようにするために、やはり紙パルプ産業の立て直しあるいは経営環境の整備、そういったことをやはり強力にやっていくことがまず必要であるというふうに存じておるわけでございまして、そういった観点から私どもといたしまして、紙パルプ産業の不況対策、不況克服策
この機会に筑豊関係の各ローカルダイヤについて、少ない本数を本当に有効に生かすという点も、あなた方にとっては、これは赤字克服策として非常に大事だと思うのですよ。その点についてどうお考えですか。見直しますか。
そのための赤字の克服策としていままでのように料金の改定をするという場合に法律に具体的な料金を決めた方式と、それから赤字の現状からいたしまして、もちろん私ども申し上げておりますのは、法定緩和制というのは赤字があるがゆえにできるということは申し上げていないわけでございますが、それは先生もう御案内のとおりでございますが、そういった赤字の情勢もここで洗いざらい御報告申し上げて、その赤字を克服する方式としてこの
三〇%の見込みだろう、そういうふうに言われておるわけでありまして、三〇%であきらめるのじゃなくて、努力をして当初の四〇%を達成をしていくために、一体その最大の理由に対して、どういう克服策というものがとられていこうとするのか、その辺についてきちっとした説明を願いたい、こう思うのです。
今日、八〇年代を迎えるに当たって、主生産としてきた米の大過剰に対する有効な克服策も打ち出し得ないまま、生産調整を主とする農業再編成の難問と、日本経済の体質から来る犠牲の押しつけを強いられる重大な苦境に立たされているのであります。農民の危機意識は最高度に達し、いまや爆発寸前という状況にあります。白書は、農民のこの意識に対し、農業政策との接点としての思い切った具体策の提起を図るべきであります。
まず最初に私の立場を申し上げたいわけですが、私は、先ほど来同僚委員の皆さん方に対する大臣の回答を伺っておりまして、敵前で同士討ちをするのはいささか問題でありますけれども、一般消費税導入についての大臣の議論については、私どもの考えておる今後の財政危機克服策とは大分意見を異にするような感じを持っております。
どういう克服策を文部省としてはお持ちですかね。これは一番、やっぱり文部省の方が所管ですから、大事だと思いますのでね、そのことをひとつお聞かせ願いたい。
言うまでもなく、深刻化する不況の克服策といたしましては、大型公共事業を中心とした施策の推進が何よりも即効性があり、波及効果も大きいわけでございますが、その効果を上げる意味からも、事業発注の際、地元への配慮をぜひお願いいたしたいとともに、特にソビエト船の給水、給油、乗組員の上陸など、国内法での限度はあると存じまするか、法の弾力的運用を図るとともに、ソビエト大型船の修理を初め、海上保安部、北海道庁が所有
いま政府が力を挙げておられます不況克服策にしても、やはり二四%という高い貯蓄性向を、いかにして個人支出に回し、需要を喚起し、それを需給ギャップを埋めていく手段にするか、これが政策の中心としていま論議されているわけでございます。こうした実績を考えますと、私は不況克服策としても現在の財形制度は有効に機能していないということを物語るのではないか。
(拍手) 国民本位の不況克服策を進める上で、国民の購買力向上と並んで重要な第二の柱は、公共投資の中身を、これまでの大型プロジェクト中心のものから、国民生活の向上に直接役立つ生活密着型のものに大胆に転換することであります。住宅、学校、福祉施設など生活密着型公共事業は地方自治体によって行われ、その大部分が中小企業に発注されるところから、中小企業の経営危機を打開する面でも直接役立つのであります。
そういたしますと、来年度の予算ですが、さっき三十二兆か三十三兆と申しましたけれども、私は、歳入の増が来年もそう簡単に望めないとすれば、いよいよもって国債の発行割合を、予算の三割の線を超えてこれを何%にするかわかりませんが、上げていかなければ、私は思い切った景気、不況克服策はできないのじゃないか。
大きいから危機と叫んで、小さいときには黙っているか、にこにこしておるということからは、いわゆる経済の変動に一喜一憂だけしておることからは、大臣お答えになった危機の克服策は生まれてこない。そういう経済の変動に一喜一憂をしなくてもいいような税財政構造を真剣に考える手を打つということが出てこなければ、これはあれじゃないでしょうか、危機に対応していることにならぬのじゃないですか。
政府は、速やかに具体的な克服策、すなわち、独占禁止法の改正、公共料金の値上げを抑制し、産業用優先の不公平な料金体系を改め、内需中心の景気対策を強め、住宅、下水道、公園、道路など、生活基盤に関連する事業及び福祉中心の産業、企業の育成を図り、地方公共事業に対しては財政資金を投入し、同時に、これら事業への雇用促進を図ること、大企業に脅かされる中小企業の長期安定的な発展を図る立法措置や、さらに食糧の自給度向上
わが党は、労働者、消費者の生活を守ることこそ最良の不況克服策であるとの立場から、具体的に、本委員会でも、為替差益を物価安定に役立たせること、投資の流れを国民本位に転換すること、失業対策、農業振興策、漁業交渉の中断によって大きな打撃を受けている漁民への補償、中小企業対策、婦人の健康を守り賃金差別をなくする問題などを取り上げ、政府に具体的な改善を迫りましたが、これらに対する政府の対策はきわめて不十分であったと
このため、不況克服策として、消費需要喚起のための予算編成、中小零細企業の減産資金の緊急融資、政府系金融機関に係る既往制度融資の返済猶予と決算期限の延長、構造改善対策としては、五十四年四月までに改善が完遂するよう構造改善と転廃業、設備縮小促進のための予算等の拡充、さらにわが国繊維産業の存立維持のため、輸入対策として繊維品の輸入急増に対する抑制策及び二国間繊維協定の締結を実現する等の陳述がありました。
それから税収の問題について、これからの一つの克服策の柱として税収を考える。先ほどの答弁の中で大倉さんは、付加価値税は目下大蔵省は検討していない、しかし、大蔵省が何かもう案を持っているようなことを言われるけれども、そういうことはないというようなことを言ったんですか。——じゃ、まずそれからはっきりしましょう。
しかしながら、やはり最も重要な景気克服策というのは、国民の消費水準を高めていくという施策が検討されなければならないだろうと思います。そのためには所得減税措置というようなことも当然一つの考え方ですけれども、私はむしろ賃金水準を上げていくという形で長期展望に立った経済の底上げをすべきであろうと思います。
これが克服策の遂行にあたっても、物価の安定が不可決の要件である。最近における国鉄料金、私鉄運賃等の改定をはじめ、今後予定される国鉄運賃、消費者麦価等各種の公共料金の改定、さらには大量の公債発行の物価に及ぼす影響等について、国民はインフレ再燃を警戒し、先行き不安感を強めている。