2018-05-25 第196回国会 衆議院 国土交通委員会 第18号
そういったものをIMOや先進海洋国などにおきまして支援するということがバングラデシュなどでは行われております。 ただ、パキスタンに関しましてはまだそのような具体的な動きにはなっていないという情報もありまして、ある意味、この条約の発効が迫っていく中、そういった三国に関しまして、国際社会においてしっかり支援していくことが改めて必要かなというふうに感じているところでございます。 以上です。
そういったものをIMOや先進海洋国などにおきまして支援するということがバングラデシュなどでは行われております。 ただ、パキスタンに関しましてはまだそのような具体的な動きにはなっていないという情報もありまして、ある意味、この条約の発効が迫っていく中、そういった三国に関しまして、国際社会においてしっかり支援していくことが改めて必要かなというふうに感じているところでございます。 以上です。
ただ、委員御承知のとおり、長い交渉をやっておりますうちに、そういう本旨が少しずれまして、国家グループの間の対立というような面が出てきて多少心配したのでございますが、それも御高承のとおり、条約が採択され、さらには実施協定等でたくさんの先進海洋国も参加するというような普遍性が持てるようになりました。
それからもう一つ、海峡の問題でございますけれども、先ほど申し上げましたように、国際交通の要衝という地位にあるところの国際海峡においては、少しでも自由な通航制度が確立されることが世界全体にとって、またことにわが国のような先進海洋国にとっては非常に重要であるということで、そういう制度の確立に向かって話し合いが進んでいるわけでございますが、一つここで申し上げられることは、現在の状況ではこれは公海なわけでございます
それに対して、従来海洋自由の原則に基づいて世界の海を大いに利用してまいりました先進海洋国が、東欧、西欧、日本等を合わせまして、約二、三十カ国あろうかと存じます。
役員の選挙は何とか片がついたのでございますが、手続規則ということになりますと、条約を採択するのに、ほとんど全員が同じような見解に到達するまで交渉を続けるということを主張いたします先進海洋国側と、それから通常の条約採択方式、すなわち三分の二の多数決あるいは手続問題については単純過半数というもので条約の採択を行なうという発展途上国側の主張とがまっこうからぶつかり合いまして、十二月の会議ではついに一カ条の
したがいまして、わが国といたしましては、もちろん日本の利益を守り、かつ安定した海の法と秩序が維持されることが、基本的には日本の利益に通ずるという基本的認識に立ちまして、先進海洋国側とそれから開発途上国側の利益の調整をはかって、特定の国だけじゃなくて、世界のすべての国が満足できると申しますか、少なくも公平に満足できるような条約ができるように、できる限りの努力をいたさなければならないと思います。
そういう意味で、先進海洋国側としては、単純に十二海里をそのままのむというわけにはいかないというような事情もございます。また後進国側にいたしますと、十二海里だけではまだ資源の取り囲みという趣旨からいって不足である、したがって領海の十二海里は資源管轄権の二百海里と込みでなければ受け取れないというような趣旨で、先進国、後進国の間で必ずしもまだ十二海里一本にまとめるというところまではいっておりません。
そういう相対立する主張を解きほぐすための海洋法会議において、いま海峡問題については、ですから海峡国側とそれから先進海洋国側が全く相対立する主張をいたしております。
ところが、日本その他先進海洋国は、われわれは既存の国際法に基づいて三海里以上は認めないのだという立場をとっておるわけです。ところが、法的にはそのような立場なのでございます。実際問題といたしまして、中南米のごとき場合、二百海里に及んで日本の船が漁業に参りますと、それをつかまえるという事態が起こっております。
日本代表団が十二海里について国際的合意ができるならばと申し上げておりますのは、二百海里というふうな膨大な沿岸国の資源管轄権が認められるということに対しては、もちろん反対の立場でございますから、そういうものについて沿岸国の側と、それから先進海洋国と申しますか、先進海洋国側との利害が十分調整された上で、十二海里という領海の幅がきめられるものであれば、わが国もそれを支持するという含みがあるわけでございます
そうなるなら、むしろそういう特に開発途上国の隣接海域の主権に対する考え方というものを十分含んで、わが国は、大国である先進海洋国、海運国の味方というよりも、そういう開発途上国への同情的な立場に立って、領海は十二海里なら十二海里、こういうことを海洋法会議できめましょう、そういう率先した態度をなぜとれないのか。