1977-04-07 第80回国会 参議院 外務委員会 第3号
両首脳の間で、日米両国を含む先進民主主義工業諸国が世界経済の景気浮揚に努力する必要があるとの共通の認識が確認され、自由貿易体制の維持、南北問題、エネルギー問題等の国際経済上の課題については、五月のロンドンにおける主要国首脳会議の意義を重視し、その成功のためともに努力することが合意されました。
両首脳の間で、日米両国を含む先進民主主義工業諸国が世界経済の景気浮揚に努力する必要があるとの共通の認識が確認され、自由貿易体制の維持、南北問題、エネルギー問題等の国際経済上の課題については、五月のロンドンにおける主要国首脳会議の意義を重視し、その成功のためともに努力することが合意されました。
現に、昨年十一月のランブイエ会議にも積極的に参加しましたように、政府は日本、北米、西欧、それに大洋州も加わるべき先進民主主義工業諸国との協力には大いに貢献をしたいと考えています。日米に比べては比較的立ちおくれている日欧間の相互理解の増進も大いに努めたいと考えています。 中東紛争については、日本は石油問題を通じて死活的な関係を持っておりますだけに、その関心度はきわめて深いものがあります。
第四の国際協力は、ランブイエ精神にあらわれているように、先進民主主義工業諸国間の協力、体制を異にする社会主義国との協力、発展途上国との協力が必要であります。 中でも、発展途上国との協力は、わが国にとって重要であります。 政府としては、長期展望に立って、発展途上国の国民生活の向上と国際平和につながる協力を進めてまいります。