2003-10-09 第157回国会 衆議院 本会議 第4号
外交をやっていると選挙に落ちるというジンクスが一般的であった中で、私は、対米、対EUなどの先進国外交だけでなく、対アジア、アフリカ、中東外交でも先駆的な活動をしてまいったと信じております。特に、故渡辺美智雄副総理・外務大臣を補佐して、カンボジア和平とベトナムの国際社会への復帰では、国際社会からも高く評価される主導的な役割を果たすことができたことは、私の誇りであります。
外交をやっていると選挙に落ちるというジンクスが一般的であった中で、私は、対米、対EUなどの先進国外交だけでなく、対アジア、アフリカ、中東外交でも先駆的な活動をしてまいったと信じております。特に、故渡辺美智雄副総理・外務大臣を補佐して、カンボジア和平とベトナムの国際社会への復帰では、国際社会からも高く評価される主導的な役割を果たすことができたことは、私の誇りであります。
初めての南アジア七カ国地域協力連合というような情勢も踏まえて、我が国にとって、対先進国外交と同様に、こうした第三世界外交がますます重要であると痛感するわけでございます。経済協力だけではなくて、特にノーハウあるいは技術指導なども、こういう弱い国、小さな国にも今後ますます力を入れていただきたいということで、三宅局長にお約束をお願いしたいと思います。
次は、先進国外交についての基本的な受けとめ方、基本的な姿勢について質問をいたします。 総理には、次元の高い見地から質問をいたしたいと思いますが、その一つは外交関係であり、第二は景気の問題であります。まず外交についての基本的姿勢について伺います。 先日行われた先進国首脳会議の評価は、大分福田総理の奮闘が報道され、政府もPRに挺身をしておるように感ずるわけであります。
それから東南アジア外交でございますが、これはわが国の外交姿勢といたしまして、先進国外交であろうと後進国外交であろうと、これは分けて考えるべきものではなくて一つなんでございまして、アジアの一国といたしまして、日本としてなすべきことをなさねばならぬわけでございまして、これを曲がりなりにやってきたわけでございまして、それなりの評価もあるし、それなりの批判もあるわけでございます。
○国務大臣(大平正芳君) 先進国外交、あるいは開発途上国外交というように外交はさい然と分けることは私はできないと思うのであります。先進国との外交におきましても、後進開発国、あるいは開発途上国、そういう国々との間柄をどのようにしていくかということは非常に重大な課題なんでございまして、実は問題は一つだと思うのであります。