1989-10-27 第116回国会 参議院 予算委員会 第6号
○政府委員(工藤敦夫君) ただいまのお尋ねは、議員提出法律案につきましての先議議院についてのお尋ねかと思いますが、この点は実は国会の運営にかかわる問題でございますので、国会において御判断なさるのが適当であり、行政府にある者としてお答えするのは余り適当ではないかと思いますが、ただ一般論としてあえて申し上げれば、ただいま御指摘のように、国会法の五十六条一項ただし書きの規定は、ちょっと飛ばして読みますが、
○政府委員(工藤敦夫君) ただいまのお尋ねは、議員提出法律案につきましての先議議院についてのお尋ねかと思いますが、この点は実は国会の運営にかかわる問題でございますので、国会において御判断なさるのが適当であり、行政府にある者としてお答えするのは余り適当ではないかと思いますが、ただ一般論としてあえて申し上げれば、ただいま御指摘のように、国会法の五十六条一項ただし書きの規定は、ちょっと飛ばして読みますが、
めますと、たとえば参議院が後議で、修正いたしまして、そうしてその後になつて衆議院が再議決をしたいというような事態がかりに起りました場合には、はたしてその修正の加つたものが再議決の対象になるのか、あるいは修正の加わらないものが再議決の対象になるのであるかといつたようなことについて、非常に理論上わけのわからない問題が起つて来たりいたしますので、そういうような非常に事務的な繁雑さが加わりますから、この場合は先議議院
、議案として取扱わないと申しますのは、一院の方が先議議院になりまして、そこへ法律案として提出せられ、委員長報告があり、議場でそれを可決し、そうして後議の議院にそれが廻つて來る、後議の議院で又同じような手続きをするということを止めまして、國会の成立その他において行われておりますような会期の決定とかなんとかいうような工合に、両院が原則としては同時に議決をいたしまして、そうしてその議決の一致を見た場合に、