1964-01-24 第46回国会 衆議院 議院運営委員会 第4号
したがいまして、二院で、衆議院と参議院と一つの事項について先議争いをするとか、そういうようなことは、本来は筋道としては私は起こり得ないものだと思います。第一院がなすべきことをなして、そしてその足らぬところ、あるいは行き過ぎたところを是正するという任務が第二院であるならば、そのような問題については、まず第一院が議することが当然であります。
したがいまして、二院で、衆議院と参議院と一つの事項について先議争いをするとか、そういうようなことは、本来は筋道としては私は起こり得ないものだと思います。第一院がなすべきことをなして、そしてその足らぬところ、あるいは行き過ぎたところを是正するという任務が第二院であるならば、そのような問題については、まず第一院が議することが当然であります。
が、そのような制度を確立すれば、今言つたような裁判所と労働委員会とのそのような問題に対する先議争いというものがなくなるわけなのでありますけれども、現在のような制度ではそれを十分に確立することはできないのではないか。もつと準司法的機能を取扱う機構は、それ自体として充実、確立しなければならない。その方法として、全国労働委員会、全労委というものをそこに一つ設ける。