1947-11-12 第1回国会 衆議院 商業委員会 第19号
○喜多委員長 日程第四、板ガラスの配給機構及び取扱いに関する陳情、 板ガラス業界は從来財閥事業である関係上、配給機構及びその取扱い等は一部上層部業者に専断され、先般實施の臨時物資調整法に基く板ガラスの取扱措置も中間卸機関の特権的存在により、現場流通面に幾多の食違いを生じている。ついては業界における特殊情實関係を精算し、調整法に基く諸種の不合理の改正と、配給機構の改革實現を要望する。
○喜多委員長 日程第四、板ガラスの配給機構及び取扱いに関する陳情、 板ガラス業界は從来財閥事業である関係上、配給機構及びその取扱い等は一部上層部業者に専断され、先般實施の臨時物資調整法に基く板ガラスの取扱措置も中間卸機関の特権的存在により、現場流通面に幾多の食違いを生じている。ついては業界における特殊情實関係を精算し、調整法に基く諸種の不合理の改正と、配給機構の改革實現を要望する。
○喜多委員長 日程第一、東京大衆酒場商業組合員の共同販売所開設に関する陳情書、 先般實施の食糧緊急対策に基き、料理飲食店は休業の措置を受けたが、東京大衆酒場商業協同組合は、飲酒者、殊に勤労者のために、この対策として、本組合組織を活用し、共同計算による公的販売所を設置し、統制方式による酒類販売の方法を決定した、ついては右實施方採択されたい。 右の趣旨の陳情に対して政府當局の所見を質します。
「先般實施の飲食營業緊急措置例により、料理營業者は收入の途を絶たれ、日一日と窮乏の極に追い込まれている有樣であるから、本業者に對し、所得税、營業税の免除、仕出營業、旅館營業の許可等暫定的措置を實施し、業者の生活保障をはかられたい」というのであります。政府側の御意見をお伺いいたします。
その理由は、先般實施の食糧緊急對策に基いて營業休止の措置を受けた料飲業者は、その營業權擁護のために外食券食堂に合流を望んで種々の陳情に努めておるが、兩者は全然性格を異にするばかりでなく、外食券食堂業はすでに飽和状態であるから、この點酌みとられたいというのであります。政府の御所見をひとつお述べ願いたい。