1988-04-13 第112回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号
それから、おっしゃっていました先端技術部門は、これ国内RアンドDは持ってないと国力がだめになりますから、技術部門が外国に移ることを容易に許していいのかどうか。これは国の存立の関係ですから、その辺の問題が単なる経済合理性でいいかなという気が一つあります。 それから、外国の方から見ても、入ってきて歓迎している時期と、今度は歓迎しない時期が出てくるんですね。
それから、おっしゃっていました先端技術部門は、これ国内RアンドDは持ってないと国力がだめになりますから、技術部門が外国に移ることを容易に許していいのかどうか。これは国の存立の関係ですから、その辺の問題が単なる経済合理性でいいかなという気が一つあります。 それから、外国の方から見ても、入ってきて歓迎している時期と、今度は歓迎しない時期が出てくるんですね。
それから、先端技術部門での優位、独占の確保、こういうような問題。特に先端部門においては、日本、西ドイツなどには独走を許さない、そうした新しい需要の創出、軍需産業のための軍需創出である。こういうような、今まではある面においては攻撃用だったけれども防衛用、こういう大きな裏に構想がある、レーガン構想が。単にSDIで撃ち落とすというようなのはまだまだ先の話だと、私はこう思うんです。
そこで、おわかりになれば教えていただきたいんですが、これは実際税制面、金融面でも優遇措置を受けている分野ですが、この先端技術部門の製造業の中に占める比重がどうなっているか、それが一つ。 それからそれが統計のとり方では制約がありまして、通産に資料求めても出てこないんですが、これは先端部門などが分離抽出できない、そういうことだと思うんですね。
現在の先端技術部門におきましては予想外の産業間での複合が進展しておりまして、計画したからといってそのとおりにできるものではないことは私も承知い たしておりますが、いかに早く正確な情報をつかむかによりまして新しい分野、成長分野というものが開けていけるのではないかと思うのでございます。その重要な情報が中央に集中し過ぎているように思いますけれども、この点あわせてどうでしょうか。