1979-03-27 第87回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
○小笠原貞子君 先天異常学会の前会長の須川豊氏がいろいろ出していらっしゃるんですけれども、先天異常が増加しているのか、それとも増加していないのかというところは学問的にも非常に意見として議論が分かれるところだと。で、しかし両者が一致するところがあると。
○小笠原貞子君 先天異常学会の前会長の須川豊氏がいろいろ出していらっしゃるんですけれども、先天異常が増加しているのか、それとも増加していないのかというところは学問的にも非常に意見として議論が分かれるところだと。で、しかし両者が一致するところがあると。
このように三十七年の研究班の結果に基づきましていろんな対策を講じてまいったわけでございますが、その間またさらに昭和四十四年――これはまた話が途中に返りますが、昭和四十四年に開かれました先天異常学会におきまして、合成洗剤に催奇形成作用があることが発表され、合成洗剤の安全性論議が全く別の角度から行われるようになったわけでございます。
四十四年には、日本先天異常学会で三重大学の三上さんが、人体にはABS一・五ミリグラムで障害が起こり得る、こう言っている。四十四年には名古屋市立大学の佐藤教授が、ABS発ガン補助物質説を裏づけておる。四十六年にはイギリスのサセックス大学のブリッジス細胞研究所教授が、洗剤の化学薬品には遺伝的に影響がある、こう言っているのです。
これは、先般京都会館で開かれた第九回の日本先天異常学会の総会で、三重大学医学部の解剖学教室の三上教授の発表したものでありますが、中性洗剤を妊娠中のネズミに与えたらその四割近くから奇形が生まれた、それから、このネズミの実験からして、食器や野菜を中性洗剤で洗ったら十分に水洗いする必要がある、こういう警告をしているわけであります。
○政府委員(金光克己君) 中性洗剤につきましては、ただいま御指摘がございましたように、六月二十日京都におきます日本先天異常学会におきまして、三重大学の三上教授から、中性洗剤を妊娠中のネズミに対しまして与えましたところ、その胎児に奇形を生じたという御発表があったわけでございます。