1958-08-01 第29回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
先ほど防衛局長は、三倍以上ある、従って三倍あれば優秀な隊員が採れるということをおっしゃったのだが、この点あなたの前の御答弁と、さらに最近私が聞いた、地方連絡部におけるいわゆる防衛庁からのお達しをけんけん服膺しておる態度と、食い違いがある。この点いかように理解したらいいのか、お聞きしたい。
先ほど防衛局長は、三倍以上ある、従って三倍あれば優秀な隊員が採れるということをおっしゃったのだが、この点あなたの前の御答弁と、さらに最近私が聞いた、地方連絡部におけるいわゆる防衛庁からのお達しをけんけん服膺しておる態度と、食い違いがある。この点いかように理解したらいいのか、お聞きしたい。
というのは先ほど防衛局長から申し上げたように、たとえば戦闘機についてもF86Fは終ってしまう。そこで新機種を慎重に検討しており、これはあと一、二カ月できまりましょうけれども、その単価は幾らになるか、日米の防衛分担の割合が幾らになるかきまっていない。海の方でいうならば、警備艦なら警備艦を何隻作るのか、あるいは駆潜艇を何隻作るのかというようなことは、これはきまっていない。
これは先ほど防衛局長から申し上げましたように、ある程度国防会議の決定の結果、防衛計画の総ワクというものがきまっておりましても、その中身をなしますところの装備の態様によって経費は非常に動いてくるわけでございます。従って三十四年度が幾らになるか、あるいは三十五年度が幾らになるかということの総ワクにつきましては、積算する方法がないわけであります。
○田畑金光君 そうしますと新しい情勢に即応して考えを立てられるといたしますと、先ほど防衛局長の御答弁では、陸上自衛官はやはり十八万名だということを言っておられましたが、陸上自衛官の増強についてはどういう考え方でおられるのですか。あるいは年度計画はどういうことになるわけですか。
なお、先ほど防衛局長が、来年度一万の陸の増強をしたいと申したのは、防衛庁の事務当局の、これこそほんとうの事務当局だけの考えでございます。
○政府委員(田中久雄君) 羽仁委員のただいまの御要求ごもっともでございますが、たくさんの予算をいただいております今の技術研究所は、先ほど防衛局長が申し上げました通り、非常に日本のおくれております技術をせめて水準まで持ってゆきたいということで今非常な努力中でございます。昔のように防衛庁自身が工場をもつというこは、今までの方針としてはとっておりません。すべての修理を全部原則として外へ出ております。
ただ一部、たとえば掃海具とか、先ほど防衛局長からお話のありましたような秘密部分に該当しておるものは、とりあえずはもらう場合が多い、こういうことであります。ですから将来にわたって、実際秘密区分に属するものを日本に作らせないというふうな意向を格別持っているわけではありません。こちらもだんだんと作りやすいものから作っていく。