1982-07-06 第96回国会 参議院 商工委員会 第14号
○市川正一君 だとしますと、たとえば先ほど取引所の機能として価格変動による危険回避のための保険つなぎということ、これを指摘し、またよく御説明もありました。ところが、この保険つなぎとしての機能によって危険を回避しているのは、実際にたとえば小豆なら小豆を必要としているこの当事者と言っていますか、当業者であります。
○市川正一君 だとしますと、たとえば先ほど取引所の機能として価格変動による危険回避のための保険つなぎということ、これを指摘し、またよく御説明もありました。ところが、この保険つなぎとしての機能によって危険を回避しているのは、実際にたとえば小豆なら小豆を必要としているこの当事者と言っていますか、当業者であります。
それから取引所云々という問題について、これをいますぐつくるべきかどうかということで、先ほど取引所法というのは先物取引を悪として取り締まるのではないからこれは取り締まれないのだと言いましたが、それでは取引所をいますぐに創設すべきかどうかという問題でございますけれども、再三お話があったように、日本は確かに経済大国ではございますけれども、金大国ではございません。
ですから、先ほど取引所で触れましたように、実需に沿った生産体制というものができていないわけです。かつては、輸出産業ですから、いわゆるつくるだけ物をつくって、つくってから売り先を探す、輸出先の方も、中国で売れなければ、いやそれを今度はアフリカへ持っていく、どこへ持っていくということで、まずつくるだけつくって、そうして売りさばく。いわゆる汎用糸とか汎用布をつくることが主たる仕事のあり方だった。
従来ややもすれば、先ほど取引所がギャンブル化しているというお話がございましたが、全く最近の事情を見ますとお説のとおりでございまして、こういった欠点は、全織糸量の単に五%しか生産のないものを上場しているというところに大きな欠点がございまして、これは仕手関係によって牛耳られる取引所になっているというところに欠点があろうかと思いますが、こういった投機によって上げ下げいたしますと、そこで糸の生産が非常に乱れてくる
○栗原委員 これは小島周次郎参考人にお尋ねしますが、先ほど取引所の操作についていろいろやりとりがあったわけですが、実は三万俵政府の安定法で買い上げたものを放出するからというような話があって、そういう中から二万俵がきっともらえるのだ、こういう御確信を持っておられるようなんですが、先般来の当委員会においても、五千俵出してみたけれども、あれには一応問題がある、従ってこれはやめているのだ、こういうことですが