1948-06-09 第2回国会 参議院 本会議 第46号 國内生産は多少殖えるといたしましても、消費面への導入は先づ見込みがないと言わなければなりません。即ち國民生活は実質面は申すに及ばず、貨幣面におきましても、現在以上に急激に苦しくなることは言を俟たないのであります。而もこれだけの負担を背負い込みながら、インフレの高進は絶対不可避となり、眞に國民生活は重大危機に立とうとしておるのであります。これが今次予算の実質内容であるのであります。 寺尾豊