1986-05-07 第104回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
農協の担当者は元金回収はおろか利息分の返済も難しいと言っております。七戸の資産を処分しても五億円近い金が借金として残ってしまいます。一人が五口以上の借金、一口二人の保証人を抱えている現状では、数十人の連鎖倒産、そして農協そのものがつぶれてしまう状況で、やめるにやめられないという状況のまま、ずるずる金利がかさんでいくという悪循環に陥っております。
農協の担当者は元金回収はおろか利息分の返済も難しいと言っております。七戸の資産を処分しても五億円近い金が借金として残ってしまいます。一人が五口以上の借金、一口二人の保証人を抱えている現状では、数十人の連鎖倒産、そして農協そのものがつぶれてしまう状況で、やめるにやめられないという状況のまま、ずるずる金利がかさんでいくという悪循環に陥っております。
満額を手にできるのは会員のわずかに〇・四%、元金回収できるのは二四・四%、一銭も入らない、まる損するのが実に七五・二%もいるわけですから。そういうのでやめたいという気持ちの人、それからまた中には、自分が人を誘って勧誘するということで、自分も被害者であると一緒に加害者だというような、そういう負い目を持っているというような面も否定できないと思うわけですね。
○参考人(岡田豊君) 当初よりの元金回収というのは五百四十万あつたわけでございます。これは五百四十万の回収があつたということでございます。それからお話のありました二十八年の十一月末に償還の時期が来ましたが、それまでに五百四十万の回収はございましたが、その後この分につきましては、ほかの六次船と同じように、全般的に海運界の状況が悪くなつておりますので、半年の徴収延期という措置を講じたわけでございます。
その当初よりの元金回収のこころには零になつておるのです。だから一文も……返す期間が延滞しておる、こういうことになるのですね。
それともあなたとしては元金回収のほうにさせるとか、この点どういうふうにお考えですか。