1979-05-25 第87回国会 参議院 内閣委員会 第10号
第二点といたしまして、私はいただきましたこの政府の元号法案提出理由というものを篤と読んでみました。しかし、どんなに読んでみても実は私にはよく理由がわからないのでございます。
第二点といたしまして、私はいただきましたこの政府の元号法案提出理由というものを篤と読んでみました。しかし、どんなに読んでみても実は私にはよく理由がわからないのでございます。
このような行為が公然と行われることにこそ、今回の憲法理念に逆行する元号法案提出という政府の政治姿勢が自衛隊にまで投影して、絶対越えてはならない枠を踏み越える行為に走らしていると指摘をしなければなりません。自衛隊の最高指揮官である総理は、このような自衛隊の行動にどのような見解を持たれるのか、明確な答弁を求めます。 次に、元号法の制定が今後の教育に及ぼす影響について伺います。
先ほど私は法制局長官とお話をしましたのは、つまり昭和は事実たる慣習として続いているけれども、改元そのものについて、その手続について事実たる慣習も何もない、だから、近い将来そういうことにもし万一なるかもしれないから、いま改元の手続その他について措置をとらなければいけないのだということで、こういう元号法案提出に至っているわけでしょう。
しかるに、今回の大平内閣の元号法案提出は、性急な法制化に疑問を持つ国民多数の声を完全に無視し、徹頭徹尾、党利党略を優先させたものと断定せざるを得ないのであります。 日本の政治、社会、文化の将来にかかわる重大な元号問題と取り組む総理の基本姿勢を伺いたいのであります。(拍手) 次に、元号法制化が日本国憲法の主権在民の理念に合致するものであるかを問いただしたいのであります。