1956-04-03 第24回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
ところで外地預金を支払います場合に、中国の地域等におきましては、儲備券等の預金が行われておりまして、これは現在全く通用力のない通貨になっておるわけであります。
ところで外地預金を支払います場合に、中国の地域等におきましては、儲備券等の預金が行われておりまして、これは現在全く通用力のない通貨になっておるわけであります。
しかし今五千円の金をもらつても、一箇月の生活費にも足りないのですから、凍結した間における利子の点を考慮するというか、その間における貨幣価値の低落というか、物価の上昇というか、そういうような関係があり、国の都合で、今日まで自分のものでありながら運用できなかつたのですから、その点を、儲備券等についての換算率を、逆の立場において考慮してやるのがむしろ公平な立場ではないか、私はこういう立場から御質問申し上げたのです
——それでは委員長から一点伺いますが、儲備券等について当時の貨幣価値でも、膨脹という点を考慮に入れた換算率をとつておりますが、これが今日まで凍結されて来たという関係で、この貯金が相当早期に払いもどされておれば、引揚者、あるいは帰還をした人たちがそれぞれ生計を立てられる道もあつたと思うのですが、今日五千円の金をもらつても一箇月の生計費にも足らないというような関係で、国内における貨幣価値の変動の関係は、
○千田正君 終戦当時いわゆる特定の残して来たところの不動産以外のもの、例えば日本の円で換算され得るもの、或いは儲備券等に換算された有価証券、小切手、約束手形、為替手形、支払指図書、或いは郵便貯金、郵便年金、保険契約、そういうものは只今恐らく外務省の管轄の監理局その他において保管されておると思いますが、これの処分はどういうふうになされるおつもりでありますか、その点を伺つておきたいと思います。
而もグレシヤムの法則の通り、敗戦の結果、我々の手中にありましたところのこの連銀券、儲備券等に関しましては管理の力を失つた結果、非常にこれが下つて来たということも、これは考えられるのでございまするが、これは実に敗戦の結果でありまして、下つたからといつて、下つたままでこれを評価するということにつきましては、私は非常なる異議を持つておるのであります。
しかしながら香港、厦門等を経由いたしますところの貿易というものがある、その香港や厦門の貿易の状況を見ますと、かつて戰争中に、あるいは満洲事変の直後に、あるいは支那事変の当時におきまして北支あたりにおいて日本人が大いに進出いたしまして、連銀雰、儲備券等の経済力に信頼を持つて、日本の物資をもつて売買差益を得てわれ富めりと考えておりました。