1953-07-24 第16回国会 参議院 労働委員会 第17号
あのときの事業家の金の儲け高などによりますと、相当に儲ける事業になつておりました。赤字であつたものがあの頃には五十四億の黒字になつたというようなことが新聞に出ておりました。そういうことがありましたから、労働者のほうでも賃金値上げの争議が電産のほうで起つたのだろうと存じますが、事業家のほうはこういうことを知つております。
あのときの事業家の金の儲け高などによりますと、相当に儲ける事業になつておりました。赤字であつたものがあの頃には五十四億の黒字になつたというようなことが新聞に出ておりました。そういうことがありましたから、労働者のほうでも賃金値上げの争議が電産のほうで起つたのだろうと存じますが、事業家のほうはこういうことを知つております。
これでは儲け高も出ないのです。税金の率が多いでしよう。この税金が拂える仕事がなくちやいかんということになつた。だから儲かる仕事がなくなつた。株式会社が取引をする前に聞いてみると儲かつているというが、税金が拂えるかというと拂えない、それじやこの仕事は駄目だということになる。だから終戰後、日本に新らしい仕事は何も起つておりませんよ。それが問題だ。