2019-05-16 第198回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
それから、施設の整備によって農地の分断とかあるいは蚕食が生ずる場合、例えば優良農用地の真ん中に農業用施設を導入するような場合、これ、周辺の土地の効率的な利用に支障が生ずる可能性がございますので、こういうのは駄目だと、逆にですね。
それから、施設の整備によって農地の分断とかあるいは蚕食が生ずる場合、例えば優良農用地の真ん中に農業用施設を導入するような場合、これ、周辺の土地の効率的な利用に支障が生ずる可能性がございますので、こういうのは駄目だと、逆にですね。
市町村が農業振興地域の整備に関する法律に基づきまして指定いたします農用地区域内の農地につきましては、集団的な農地といった優良農用地でありますことから、農地転用が原則禁止されております。例外的に、農業用施設であれば設置できるというようなことにされております。
一つは、やはり集団的優良農用地が含まれていないことという点でございます。二十ヘクタール以上のまとまりがあるような農用地を虫食い的に外されては困るわけでありますので、集団的農用地が含まれないこと。
それから、実態的に申し上げまして、現行の農用地の面積が四百九十一万ヘクタール、その中で四百三十五万ヘクタール、九割をこの農振制度の農用地区域の中に囲い込むことによって優良農用地が確保されているというのは、厳然たる事実ではないかというふうに私たちは受けとめております。
○太田(昭)委員 まさに今農水省の人が言ったように、都市計画区域外あるいは農振白地地域、こういうところにまずアグレッシブな大型店が、どんどんとは言いませんけれども、進出する、それに果たして対応できるのかどうか、優良農用地についてはとかそういうことですが、私の言っているのは、地方分権、特に町づくりという観点が農水省の中に明確にあるかどうか、それを聞いているわけです。
さらに、所有権移転等促進計画の作成に当たりましては、例えば山際の条件が不利な地域で農業を営んでいる者が新規作物の導入等による農業経営の改善、安定を図ろうとする場合には、優良農用地の間に介在する耕地放棄地あるいはその見込み地を取得して、農用地としての一体的な利用が行われるよう誘導すると同時に、施設整備のために農地が転用される場合にも、耕作放棄地あるいはその見込み地を活用するよう誘導するなどいたしまして
○田名部国務大臣 米のような国内供給が過剰なものもございまして、それを小麦、大豆のような国内生産が不足するものへ農業生産の再編成をいたしましたり、あるいは土地改良長期計画に基づく農業生産基盤の整備と優良農用地の確保、栽培技術の高度化等による単収の向上、需要の動向に即した新品種の開発、そうしたことを、今までも国会決議を体して一生懸命やってまいりました。
○志賀(一)委員 先ほども申し上げたように、よく私が食糧の自給率を高めるべきだと言うと、そんな土地がないからなかなか上げられないよというのがいつでも大臣の答弁ですが、そういう意味でもこれ以上優良農用地を少なくしないために、やはりもっと農振法の強化なりあるいは別な面からの何らかの方法がないものか、こういうふうに考えているところでありまして、それらについて総合的に検討していただきたい、そんなふうに思います
かつて農振法施行当時は、やみくもに大きな網をかぶせたのでありますが、時代の変化とともに、農村工業の導入のため工場敷地になるとか、住宅団地の造成とか、あるいは公共用地の取得等によって漸次農振地域が蚕食されて、農業情勢の変化から優良農用地に対する認識の度合いが薄まってまいりましたことなどを加えて、農振法の存在すら軽視されてきた現状ではないのかというふうに私も考えざるを得ないと思っているところであります。
これらの取り組みに当たりましては、市町村が中心となって集落レベルの話し合いを積み重ねながら、優良農用地を確保して土地利用の適正化を図ることとしております。また、手続面につきましては、農業委員会の決定や農業会議の意見聴取を義務づけるなど、万全を期しておるところであります。
○政府委員(海野研一君) 国営総合農地開発事業と申しますものは、未墾地から集団的な優良農用地の造成を行います農地開発事業、それから既耕地の区画整理事業、農業用用排水事業の受益地が錯綜、隣接している場合に、これらの事業を一体的に行って、経営規模の拡大等による中核農家の育成と、これを通じての生産性の向上などに資することを目的とした事業でございます。
農林水産省の立場からいたしますと、国民に食糧を安定的に供給するために集団的な優良農用地をできるだけ保全確保するということが大事であるわけでございますが、同時に、住宅宅地等に対する需要というものも国民的な強い要望でございますので、地域におきまして合理的な土地利用が図られるように配慮していくことも大事だと思っております。
ですから、集団的な優良農用地はできる限り確保する、こういうことが一つ。しかし、当節土地問題は今先生の御指摘のとおりでございまして、また土地基本法もできたわけでございますから、一方、住宅宅地等の土地需要に対しましては、地域における合理的な土地利用が図られるように配慮しながら現実的に対応していきたい。
二 農業委員会が特定農地貸付けの承認をするに当たっては、周辺農業者の農業的土地利用との調整を図り、集団的優良農用地の確保とその効率的利用に支障を生ずることのないよう農園の位置、規模等について十分配慮すること。 三 農園の適切な管理を図るため、荒し作りの防止、周辺の環境に配慮した農薬の使用等についての指導・助言体制を確立すること。
かつての列島改造ブームやリゾート開発によるいわゆる乱開発のような事態を招かないよう、今後とも優良農用地の確保の原則を堅持して、運用に当たっては十分な指導を行うべきだと考えるが、政府の見解はいかがでしょうか。 〔理事岡部三郎君退席、委員長着席〕
二 農業委員会が特定農地貸付けの承認を行うに当たっては、周辺農業者の農業的土地利用との調整を図り、集団的優良農用地の確保とその効率的利用に支障を生ずることのないよう、農園の位置、規模等について十分配慮すること。 また、荒し作りの防止、周辺の環境に配慮した農薬の使用等農園の適切な管理を図るための指導・助言体制を確立すること。
確かに優良農用地を確保するために振興地域その他の指定も随分ございますし、そういう点で農地の転換、それから取得、売買等については厳しい制約があるのは当然でございます。 その代替地問題というのは、以前は道路等の代替地というのはなかったのですね。悪い言葉で言えば取られっ放しと言うと変ですが。というのは、大体市町村道は、道路の新設の場合は別として、拡幅等の場合は土地をただで寄付さえもした。
食糧自給の実現の問題でございますが、昭和五十五年の食糧自給力強化に関する決議の趣旨をも体しつつ、農政審議会の報告を踏まえ、生産性の向上を基本として、国内での基本的な食糧供給力の確保を図るため、すぐれた担い手、優良農用地等の確保や農業技術の向上など、各般の施策の展開に努めてまいる所存でございます。
明るく住みよい集落地域を実現するためには、道路、公園、下水道など都市施設を整備して生活環境を向上させると同時に、生産基盤の整備を一体的に推進することが極めて重要であり、これによりまして、優良農用地の確保、保全という面でも一層の効果が期待できるものと考える次第でございます。
○寺前委員 第二番目に、今の問題との関連なんですが、優良農用地として線引きされている農用地区域があります。今度、集落地区計画を立てるということになると、そこにも線引きが重なって入ってくるということになるでしょう。そうすると、計画は計画であって実行は実行だということになって、具体的になるときには、転用問題というのは農業委員会にかけなければならぬことになるかと思います。
具体的には、需要の動向に応じた農業生産の再編成、技術、経営能力にすぐれた中核農家や生産組織の育成確保、優良農用地の確保と農業生産基盤の計画的整備、農業技術の開発普及等々、各般の施策の充実を図ってまいる所存でございます。
優良農用地の確保等食料自給力を強化し、食料の安定的供給を確保すること。適正な為替レートの実現、中小企業等に対する緊急対策の強化、円高メリットの国民への早期還元等に努めること。科会資本の整備、個人消費の拡大を中心とする内需拡大策を積極的に推進すること。国会において経済摩擦問題を常時検討し政府に助言するための委員会の設置を検討すること。
農業経営なり農業生産というものが発展しないということでは、せっかくのいろんな施策なり投資というものが無になりますので、いろいろと厳しい情勢ではございますけれども、何とか、特に問題のございます土地利用型農業、こういうものを中心にいたしまして、少しでも生産性の高い農業に向けまして体質改善をするということで、例えば技術、経営能力にすぐれました中核農家を少しでも育成強化していく、あるいは特に基本になります優良農用地
このため、総合的な食糧自給力の維持強化を基本として、需要の動向に応じた農業生産の再編成、技術、経営能力にすぐれた中核農家や生産組織の育成確保、優良農用地の確保と農業生産基盤の計画的整備、農業技術の開発普及等各般の施策の充実を図ってまいる所存でございます。