1965-03-24 第48回国会 参議院 本会議 第11号
ただいま母子保健について、人口問題の見地から、あるいは優生学的見地から、また労働問題の見地から、いろいろ各方面からこれを論ぜられました。私も、小柳議員の説に対しましては傾聴いたしたわけでありますが、もともと私どものねらいといいますか、今回の画期的なこの法律が出たゆえんは、申すまでもなく、人間尊重、そういう立場に立って真剣に考えていく、人間尊重と申す以上、人命を尊重することがまず第一義でございます。
ただいま母子保健について、人口問題の見地から、あるいは優生学的見地から、また労働問題の見地から、いろいろ各方面からこれを論ぜられました。私も、小柳議員の説に対しましては傾聴いたしたわけでありますが、もともと私どものねらいといいますか、今回の画期的なこの法律が出たゆえんは、申すまでもなく、人間尊重、そういう立場に立って真剣に考えていく、人間尊重と申す以上、人命を尊重することがまず第一義でございます。
○宇田委員 御承知の通り、日本は、敗戦後四四%の国土を失って、人口、食糧問題の解決は、移民をやるとか、あるいは産業奨励をやるとか、あるいは開拓、開墾をやるとか、あるいは優生学的見地から産児調節をやるとか、いろいろありますが、何といっても、敗戦後の日本は、海にある宝庫を開拓する、海の資源を大いに活用するという意味からも、私はモーターボートによる海事思想の普及によって益することが多いという感を持っておる
ともかくもこのような日本の民族の優生学的見地に立ちまして、少くともその素質を低下させるような人たちに対しましての強制断種くらいは、私はもう少し政府は英断をもちまして、大幅な予算をとつてやつていただきたい、こう考えるのであります。この点に対しましても、非常に厚生当局は遠慮しがちな態度をおとりになつておられるということは、日本民族の将来のためにとりまして、私は非常に残念至極に思うのでございます。
○佐瀬昌三君 法務委員会の委員として、本法案がひとり医学、優生学的見地から重要であるばかりでなく、経済、社会、ことに社会風教上また從つて刑法上きわめて重要性を持つた内容がありまするので、私どももその立場から本法案に対して若干お尋ねをしておきたいと思うのであります。
○姫井伊介君 さつき山下委員が指摘されました十三條の第三号は誠に重大なものだと思うのでありまして、生活事情が悪くてそして優生学的見地から素質が悪ければ、これは当然問題はありませんが、貧乏であつても素質のいい者と、一方生活に余裕がある者でも素質が悪くて低能者でも生み出す、そこの矛盾があるわけでありますから、この点につきましてはこの施行法かなんかで、山下委員の言われましたような意味においての注意的な取扱事項
さらにまた厚生省が考えているように優生学的見地から産兒制限をしようという考え方、これも一つの考え方でありましよう。さらに安定本部においては経済が縮小しておるのだから、経済上の理由で産兒制限をしようという計画も立てておると聞いております。
すなわち第一條におきまして、この法案が優生学的見地に立つて將來における國民素質の向上をはかると同時に、現在における母性の生命、健康の保護をも併せてはかることを目的とする旨を規定いたしました。 第二條におきましては、この法案中に使われている優生手術と人工妊娠中絶との意義を明らかにしてあります。
即ち第一條において、この法案が優生学的見地に立つて将來における國民素質の向上を図ると同時に、現在における母性の生命健康の保護をも併せ図ることを目的とする旨を規定いたしました。第二條においては、この法案中に使われている優生手術と人口妊娠中絶との意義を明らかにしてあります。