1947-07-31 第1回国会 衆議院 司法委員会 第9号 元來堕胎罪についてはこれを罰しなければならないという理論的根據がないのでありまして、ただキリスト教的人道主義と國家主義的な見地からいたしまして、これを認めてきたと思うのでありますけれども、敗戰の今日いたずらなる人口の増殖は、國家のために決して喜ぶべき現象ではないのでありまして、冷靜に批判されなければならないのでありまするが、さらに優性學的見地からいたしましても、個人の經濟生活の面から考えましても、なお 池谷信一