1958-03-25 第28回国会 参議院 運輸委員会交通事故防止に関する小委員会 第2号
それから速度に関係します優先交通権無視とか、徐行不履行、こういったものも、はるかに他の自動車事故に比して高い比率を示しているわけであります。 それからもう一つ、ハイヤー、タクシーの状況は、時間的に見ますると、全自動車の事故が一等多い時間——多発時間と申しますか、これが午後五時から六時が最高になっているわけであります。
それから速度に関係します優先交通権無視とか、徐行不履行、こういったものも、はるかに他の自動車事故に比して高い比率を示しているわけであります。 それからもう一つ、ハイヤー、タクシーの状況は、時間的に見ますると、全自動車の事故が一等多い時間——多発時間と申しますか、これが午後五時から六時が最高になっているわけであります。
このことは事故原因の白書を見ても、速度違反が千百五十五件で、二九・七%を占め、さらに、速度に直接関係のある優先交通権無視三百七十件、徐行不履行三百十件に次いでわき見運転、居眠り運転等になっているわけでございます。 さらに、事故と最も関連のある仮眠設備等の福利厚生関係に至っては、ほとんど不備なものであるといっても過言ではないほどであります。
○手柴参考人 ただいまの自動車側の一番多い前方注意義務の怠慢であるとか、あるいは優先交通権の無視というのは、そういうことを起す原因がどういうところにあるかというお尋ねのようでございますが、これはなかなか困難な問題でございまして、起きた事故に対して、一体どういうわけで前方注意義務を怠ったかと申しましても、なかなかこれははっきりせぬのであります。
それから優先交通権無視、これは小さな道路から広い道路に出る場合は、まず一時停止するとか、あるいは徐行するとか、あるいは信号の行われておる交差点で、信号に従って歩行者が渡っているときは、左折する車は歩行者にまず道を譲らなければならぬ。警笛を鳴らして中に割り込むことは許されない。今申しましたような前方注視欠除、追い越し不注意、ハンドル操作不確実、優先交通権無視、かような原因が最も多い原因でございます。
それから優先交通権の無視、あるいは割込みまたは連続進行、あるいはハンドルの操作不確実、右折の不注意あるいは酩酊運転、わき見運転、除行の不履行、ブレーキ等の車両の故障、合図の不履行というような事柄が、自動車側における事故のおもなる原因になつております。