1955-07-01 第22回国会 参議院 予算委員会 第39号
特に過去において最も苦い経験を持っておりまする傾斜金融の再来することがないかどうかという点を憂慮いたしておるものであります。この意味におきまして、資金委員会の組織、機構、運用方針の策定に当りましては、十分の戒心と留意を払うように強く要望せざるを得ないのであります。
特に過去において最も苦い経験を持っておりまする傾斜金融の再来することがないかどうかという点を憂慮いたしておるものであります。この意味におきまして、資金委員会の組織、機構、運用方針の策定に当りましては、十分の戒心と留意を払うように強く要望せざるを得ないのであります。
特に過去におきまして、最も苦い経験をもっておりまするところの、例の傾斜金融の弊害が現われてくるのではなかろうかということを憂慮するものであります。かような意味におきまして、資金委員会の組織、構成あるいは運用方針等の策定に当りましては、十分な戒心と留意を払うように強く要望するものであります。
そういう場合には、いわゆる傾斜金融、重点産業本位の金融が行われるようになるのじゃないか、その点を非常に懸念をするのでありますが、今後資金委員会の通常につきましては、過去における傾斜金融等の弊のないように御努力になることを当然言われるかとも思いまするけれども、それらの点についてのお考えを伺いたいと思います。
それに連なつていわゆる金融の面も傾斜金融方式をとられて来た。しかし今日の段階においては、ややもするとこの傾斜度がますますはげしくなつているのではないか、私は今日の場合、あくまでも基幹産業に関連しての中小企業の生成発展がなければならないと思う。にもかかわらず、もしその傾斜が逆に急角度になつたとするならば、これはまことに遺憾のきわみであります。
○深澤委員 もちろんこの内容によりますれば、委託者のさしずによる投資という方向が決定されるのでありますが、しかし今日の段階におきまして、政府も金融政策については、一応傾斜金融方式というものが考えられて発表されており、あるいはその方向に実行されておるのであります。
第二の條件といたしましては、経済の再建及び産業開発を促進するための長期資金の融通ということが、本銀行の設立目的であります関係から、ある程度の重点的な融資が行われることは、やむを得ないことだと信ずるのでありますが、これがあまりに重点主義的な融資が行われる関係から、極端なる一部産業あるいは企業に対します傾斜金融というような結果を招来いたしまして、いわゆる日本の産業構成の土で大きな部面を占めております中小企業
○佐多忠隆君 その点がはつきりしないと、今お話のように、経済再建費から出して、その代りに私企業投資が四十五億減つたり、預金部の金融債引受が減つたりということになると、さなきだに傾斜金融的に非常にいびつになつている金融的なその傾向を更に増すというような問題になつて、総合的な、計画的な運営に対しては非常な支障を来たして来るのじやないかと、そういうことが考えられますので、特にその百億をどういうふうに運用されるつもりか
そういう意味で私はそういうお尋ねをいたしておるのでありますが、この開発銀行の設置を一つの機会として、そういう重点的な傾斜的な金融政策に入るのか、それとも重点的傾斜金融ではなくして、中小企業いわゆる一般庶民の金融にも今後従来以上の関心を求めつつ、その方面の金融にも強力な手を打つて行こうとしておるのか、その点が最近におきましては非常に懸念されるような形が現われて来ておるというふうに私は感ずるのでありますが
一、二の例を申し上げますと、たとえば政府の財政経済政策に基くものといたしましては、傾斜生産及び傾斜金融方式並びに融資規則による大企業偏重と中小企業軽視、それから中小企業に対する基本対策の欠如、ドツジ方式安定政策施行による一般的不況の中小企業へのしわ寄せ、増税及び徴税の強行、政府の支拂い遅延。
すなわち傾斜財政、傾斜金融という考え方を、今後私はとりたいと思つておるわけであります。 生産をどういうふうにして再開するかという問関に関しては、どうしても國内的には勤労意欲の問題を解決しなくてはならないと思います。またさらに國際的、対外的な問題といたしましては、外資を安全に導入し得るような受入れ能勢を早く確立することが必要だと思います。
物の方面におきましては、いわゆる傾斜生産ということをやつておりますが、金融におきましても又同時に乏しき金を有効に使うということでありまするから、傾斜金融というような方式に相成りまして、重点的に物の生産が進むところの生産政策というものが採られるのと並行いたしまして、金融政策におきましても又産業が重点的に立直つて行くという政策が採られるわけであります。
それに應ずる金融の仕組は傾斜金融、その方法として融資規正の準則を作つてそれによつてやつて行くというわけです。それから殘りの四十五億圓、五〇%、これをどうするかということになりますと、その五〇%のうちの約二割くらいを特殊の重點産業に融資するという計畫です。それから殘りの八割を財政資金、即ち一般會計の赤字、これは豫定上は出ない計畫でありまするが、時期的ずれの關係上出る場合があるのであります。