1957-03-20 第26回国会 参議院 予算委員会 第13号
なおまた、いもち病の心配等もございまするので、これに対しましては、農薬の備蓄施設がだいぶ行き渡って参りましたので、一朝事ありまする場合には、その備蓄農薬というものがすぐに発動できる態勢はとれておるのであります。いずれにいたしましても、農林省としましては、都道府県に対しまして十分連絡、指導をいたし、これが農家に浸透して参る施策を万全にとりたいと考えているわけでございます。
なおまた、いもち病の心配等もございまするので、これに対しましては、農薬の備蓄施設がだいぶ行き渡って参りましたので、一朝事ありまする場合には、その備蓄農薬というものがすぐに発動できる態勢はとれておるのであります。いずれにいたしましても、農林省としましては、都道府県に対しまして十分連絡、指導をいたし、これが農家に浸透して参る施策を万全にとりたいと考えているわけでございます。
農薬補助金を年度内に農家に交付せず、県が次年度用の備蓄農薬の購入に充てた目的外使用の事件であります。これは農薬の事後補助の方針を現地の農薬備蓄方針との食い違いから生じた批難事項であります。ところでこの病虫害防除の農薬は、早期散布と適切な薬品の選定確保が必要である点よりすれば、その補助も備蓄方針に沿って行われる方がよいのではないかと思われます。
それから農薬購入費の関係でございますが、これは六月、七月の水害につきましては、すでに北海道、東北等の農家に、御承知のように一千万円の予備費支出をいたしておりますが、八月以降の北陸等のウンカの問題等も合わせまして、二十二号、二十三号台風以後の問題につきましては、県の備蓄農薬の放出等によりまして防除に努めさしておったのであります。
しかしこの傾向は事前にある程度早期発見を行つておつたにかかわらず、何しろ一夜のうちに、まつたくあのパール・バツクの大地に出て来るがごとき蔓延ぶりでありまして、防除機具が手に入らない、備蓄農薬があつても応急手配が事実上できない、見る見るうちに惨害をほしいままにされても、これを拱手傍観するわけではありませんが、手の下しようがないというような実情であります。
については道及び保健所より係員及び防疫班を急派するとともに、鼠族、昆虫駆除のため十九箇町村に伝染病予防法第十六条の二項を適用、その他浸水家屋、井戸、水道の消毒、保健所所管の濾水機及びフオグマシンの貸与、水質試験車の派遣、検病調査の実施、災害救助法による委託業務としての日本赤十字社医療班の巡回診療等各般の医療防疫措置を講じ、病害虫防除については、罹災農地における稲熱病を初め各種病害虫の発生防止のため、緊急備蓄農薬
特別防疫法に基きまする備蓄農薬、これは全購連に農薬の備蓄を国から依頼しておるのでありますが、これなどもいもち病については五万町歩、二化めい虫につきましては三万町歩の備蓄しかしていない状況でありまして、この備蓄農薬も全部使い果してしまつたという状況であります。
そこで私どもは、本年はこの備蓄農薬を一倍以上にしていただきたい。そうして、できれば三百町歩に一台ぐらいの自動噴霧機を設置していただければ、非常に施策としてはけつこうでないかと思つております。 まだまだこの増産の技術的なことにつきましてはいろいろ問題がございます。
実際一日、二日で葉が枯れるというのは、従来発生予察等の仕事が十分完備せられていなかつたために、農家の発見が非常に遅れておるために、一見現象的にそういうふうに見られたという関係もありますが、しかし発生予察法が強化され、そしてその指導が十分育つて来ると、その活用によりまして動力防除機具、あるいは備蓄農薬等も相当有効に使用ができるのではないか、こういうふうに考えております。
国で備蓄農薬につきまして、あるいは動力防除機具につきましては、たとえて申しますと、異常発生の場合に、うんかの発生が、平生では十万町歩ないし十五万町歩出たといたしましても、異常発生の場合は六十万町歩、七十万町歩というふうに、例年の数倍に上る大きな発生を見るのであります。