1984-06-25 第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
○中曽根内閣総理大臣 私は、農は国のもとと言っておりますし、また、農業は生命産業であって、工場で機械をつくるような工業とは違う、そういう特殊性をよくわきまえながら、しかも国民の生命を保持する一つの基本的な重大な政策であるということも言っておりまして、そういう意味におきましては、二宮尊徳やら徳川時代から名君というのはみんな備荒貯蓄をやってきておるものであります。
○中曽根内閣総理大臣 私は、農は国のもとと言っておりますし、また、農業は生命産業であって、工場で機械をつくるような工業とは違う、そういう特殊性をよくわきまえながら、しかも国民の生命を保持する一つの基本的な重大な政策であるということも言っておりまして、そういう意味におきましては、二宮尊徳やら徳川時代から名君というのはみんな備荒貯蓄をやってきておるものであります。
森本哲夫君) ただいま郵政省で検討しております郵便貯金による進学資金貸し付け制度と申しますのは、先ほどから議論になっておりますような最近の教育に対する国民の関心の高まり、あるいは教育資金の需要の高さ、そういった実態にかんがみまして、郵便貯金としては他にこういった入学時に対する貸し付け制度が公的な制度としてはないというようなこと、あるいは現実に貯蓄の具体的目的といたしましては、老後とか病気とかという備荒貯蓄
こういうことになれば、むしろ資本主義の原点に返って、この際は景気のいいときに不景気に対して備荒貯蓄というか備えをさせるということが必要だと思うのです。不景気の場合に対してみずから備える自主的努力をさせるということが、むしろ資本主義の原則に合ったやり方であると思うのです。 ところが実際は今日まで、今日の不況でもそうですけれども、景気のいいときにもうけたものの大部分は取られてしまった。
○町村国務大臣 交付税率を引き上げまして、これをいわゆる備荒貯蓄的なものに積み立てておいて、必要なときにこれを支出したらという御提案でございます。確かに有力な傾聴すべき御意見だ、こう思いますけれども、いまここですぐ私からどうするということをお答え申し上げるだけの用意もございません。よく承っておきたいと思います。
それからもう一つ、われわれの接触する範囲におきましても、なぜ杉を植え松を植えるかということになりますと、備荒貯蓄的な性格が非常に強いわけであります。何かあった場合に、いろいろ物入りがあった場合に、あの山を切って売るのだという、そういう形の、これは備荒貯蓄的な思想が多いわけですから、それ自体としてあるいは古い型の保険かもしれませんなあ。
日本の貯蓄の率は世界的に悪い率ではないけれども、よくて悪いことはないのですから、どんどん奨励をして、一つは自分の備荒貯蓄なり、他面は民族国家の経済基礎の強化になるという点を重視して、経済企画庁においては、相当これについてのことを考える。第一には、こんなに物価が上がるのに、貯蓄しても損するではないかということになるのだから、ひとつ預貯金の金利を思い切って上げたらどうか。
そういう点と、それからこういう時期にこそ昔の人がやった備荒貯蓄のように、日本の米も少なくとも五カ月分くらいは貯蓄をしておく、もみ貯蔵という形で貯蓄をしておく、こういうようなことなどもこういうときにこそできてるのではないか。これは当然考えるべきじゃないかと思いますが、その辺のところ、食糧庁と大蔵と両方からひとつお答えをいただきたい。
今後、作柄変動その他備荒的な問題を含めまして、どの程度の繰り越し米が適当かどうかという問題につきましては、政府が現在食糧管理法によりまして米を直接統制いたしております現状からいたしまするならば、往年のような備荒貯蓄的な数量は必要であるとは私どもは考えておりませんし、また、その辺が、どの程度持ち越すべきかということにつきましては、いろいろ議論のあるところだと思うわけでございます。
そこで、しかたがないから、ごまかした貯金をつくってみたりするような場合もありますが、それは一応別にいたしましても、景気がいいときに、いわゆる備荒貯蓄ですね、不景気のときに備えて内部にひとつ保留をさせるということについてもう少し特別な考慮がなければ、いまお話しになりました特別償却とか貸し倒れ引き当て金といったような程度だけではだめではないか。
やはり共済制度の備荒貯蓄という根本精神に立ち返って、そしてその立場からこれを克服していくという方途をとってもらいたいと思うのです。そうしないとなかなか問題は解決しないと思います。
あるいは備荒貯蓄を加味するとか、そういうような方法を検討すれば、あるいはもっと変わった形で実現する可能性もあるのじゃないか、そういうことも十分御指摘のとおりあると思います。われわれとしましては、そういう線に沿ってできるだけ実地調査を進めまして、その可能性について検討いたしたい、こういうふうに思っております。
また自分の備荒貯蓄にもなる。そうすれば、自然に消費規制にもなる。そうすると、需要供給の上に立っているこの物価というものは、デパートにあれほど押すな押すなと人が行かなくなれば、物は下がるのです。ところが、賃金は上げっぱなしだ、上がったものはみな持っていってしまうということでございますから、それはとっても下げるわけにはいかぬと思うのです。
少なくともこれは農家自体におきましてもまた政府におきましても、それこそ明治どころじゃなくて大宝の昔から備荒貯蓄という点についてはこれはみんな考えてきたことなんです。それが観念ではわかっておりながらも現実ではそれに抵抗を示す。それに改正の際に根本的にこたえる態度がなければ、この制度は崩壊に瀕すると思うのです。問題はそれに対する農林省の指導性というもの、これがなければいかぬと思うのです。
政府案の、産投会計への三百六十億円の繰り入れについて私どもが疑義を持つ点は、日本輸出入銀行に出資する分は別といたしまして、結局これは備荒貯蓄でありまして、これをなぜ行なわなければならないかというのは、それは、ガリオア、エロアの債務支払いに百五十八億一千万円を義務づけられているところにあると思うのであります。
(拍手) 政府案によりますと、三百六十億円の繰り入れのうち、日本輸出入銀行の出資分は別といたしまして、その大部分はそっくりそのまま産投会計資金の中に、いわゆる備荒貯蓄としておこうというのでありまして、さしあたり特定の出資目標はないが、とにかく余裕財源をここにプールしておこうというのであって、このような措置は、財政法で規定する「歳出とは、一会計年度における一切の支出をいう。」
そこで、現状のように国が補助金を出さないというならば、先ほど天坊委員もおっしゃったように、ある特殊の業態のものが自家保険をやるとか、あるいはまた一定の地域の人が備荒貯蓄をやってこれにこたえるとか、そういうやはり自由意思というものを尊重しなければならぬと私は思うのですよ。しかし、政府の上において、——これは運輸省に文句を言うわけじゃない。
私どもは、三蔵六十億円繰り入れのうち、日本輸出入銀行に出資する分は別といたしましても、その大部分の三百億円をそっくり産投会計資金の中にいわば備荒貯蓄しておこう、すなわち、さしあたり特定の出資目標はないが、とにかく余裕財源をここにプールしておこうというような政府の考えには賛成できません。このような措置は、財政法で規定するところの「歳出とは、一会計年度における一切の支出をいう。」
その中で、本年度内に日本輸出入銀行に出資する六十億円の補正措置については賛成できるのでありますが、残りの三百億につきましては、それをそっくり産投会計資金の中に備荒貯蓄的な形で置こうという案には賛成できないのであります。さしあたり特定の出資目標がないのに、とにかく余裕財源をここにプールしておこうという考え方でありますが、私は大蔵大臣にこの考え方を率直にお伺いいたしたい。
国が負担しておる部分というものは非常に大きいのでございますが、しかし方式としては保険方式をとっておるのでございますが、これは保険方式をとって、農家もやはり備荒貯蓄と申しますか、ある程度は農業の災害というものは、農業の経営の条件として織り込まなきゃならぬ部分がございますが、大きな天災等については別としまして、そういうものに備えるという意味での農家の負担もしてもらって、国は大きな負担をするが、農家も一部負担
あるいは現に農協などでも、積立金方式のこれは必ずしも保険とは言い切れません、備荒貯蓄といいますか、一種の価格補償的な価格共済、そういうような制度を持っているところもあるようでございますが、今より広い地域でやれば、それだけ危険分散ができるわけで、これは検討を要するかと思いますが、今までの実例では県単位ではどうも思わしくなかったと、作物についてはいえるかと思います。
そういうものが備荒貯蓄という形でありますが、要するに保険の掛金的な負担として出されるということもあってよいのでないか、こういうように考えるわけです。いろいろ検討はもちろんいたしたのでありますが、やはり現在のような保険方式と国家の補償とを組み合わせた方式によいところがあるのではないか、こう考えておるわけであります。