1982-07-29 第96回国会 参議院 文教委員会 第12号
しかもその時期というのが、やはり一昨年以来の自民党内部に出たところの教科書の偏向攻撃の中から出てきておるところの問題ですよ、これ。そういう一つの政治的なバックというものがあってこの問題は出ておるんですよ、これは。
しかもその時期というのが、やはり一昨年以来の自民党内部に出たところの教科書の偏向攻撃の中から出てきておるところの問題ですよ、これ。そういう一つの政治的なバックというものがあってこの問題は出ておるんですよ、これは。
たとえば教科書偏向攻撃がありますと、教科書会社からの政治献金がふえた。その実態は私は存じません。ただ、一番心配いたしますのは、最近、銀行関係団体の皆さんから自由民主党に対する政治献金は凍結をするという報道がされておりました。
そして与党については偏向攻撃の中で右往左往し、そしてしかも管理体制の強化か何か知りません、先ほどもそういうことはないということですが、そういう中で国民に多くの疑惑等を与え誤解を与える——誤解といいますか、私はある程度事実だと思います。そういうものが累積をしてきているんですよ、やっぱり。何か私は打ち切ろう打ち切ろうと思いますけれども、打ち切れないのはそこにある。
私は、たとえば一般的にここに、先ほど午前中偏向攻撃の問題について申し上げましたんですが、それに関係をしてこういう新聞記事があります。「いまの小野会長は、田中前首相が郵政相だった時の郵政事務次官だ。年は小野氏の方がひと回り以上も上だが、」「小野副会長の会長昇格は、当時の田中首相の意向によるもの、とされている。
それから、二点目の偏向攻撃の問題でございますけれども、この点では、これは衆議院の逓信委員会での審議の中で小野会長もたしか「一億人の経済」の問題に触れられてでしたでしょうか、発言をされておりましたけれども、その中で一定の方向が出る、ある方向性を持った発言がある、しかしそれはその番組の中でなり、あるいはその番組の他の番組でなり、そういうもので公平を図るようにしているんだという発言でございました。
たとえば自民党の総務会での偏向攻撃の問題、あるいは小野会長の閣僚協の専門懇の座長の問題、あるいは内部の問題等がある。そこで、私は意見を言わずにその辺についてもう少し御意見を承りたいと思う。