1973-03-29 第71回国会 参議院 法務委員会 第4号
かりに偏向であっても、そういうふうなことは日本の裁判所の裁判に対して簡単に判断をすべきものでない、いやなら訴訟当事者が不服申し立ての道を踏んで、上訴手続で、法廷でこれをやれということが私の意見でありまして、私は偏向云々ということを調査したこともない、偏向はけしからぬということを言うたこともない。
かりに偏向であっても、そういうふうなことは日本の裁判所の裁判に対して簡単に判断をすべきものでない、いやなら訴訟当事者が不服申し立ての道を踏んで、上訴手続で、法廷でこれをやれということが私の意見でありまして、私は偏向云々ということを調査したこともない、偏向はけしからぬということを言うたこともない。
それから第三番目の偏向云々の問題でございますが、これも御指摘のとおり、もともと学術会議は政府の諮問に応じて答申をしたり、あるいは職権を持って活動をするということを権限としておりますので、その中身が当面の政府の政策と反するものがあっても、そういうことはむしろ当然予想されているところでございまして、政府の政策のとおりでなければ答申できないというようなことになったのでは、何のためにこういう機関を置いたのかわからないというようなことにも
第三点は、学術会議の出した声明は時に政府の意見と異なるものがありましても、また多少の違いがあっても、また多少批判的なものがあっても、偏向云々ということはもし行政がそれを行なうならば、これは行政が科学の立場を否定する重大な問題であると思うのでありますが、この三つの点について法制上どういう見解を持っておるか伺っておきたいのです。
○池田説明員 思想的偏向云々の問題にお答えをするということではないわけでございますが、お言葉の中に、日本医師会の方々のいわゆる開業医制度を尊重すべきであるという御高見がございましたが、これは私ども全く同感するところでございまして、従来厚生行政の医療の関係の柱といたしましては、その開業医制度というものが根本になっており、御協力をいただいて参っておりますることは滝井さん自身おわかりの通りであります。
偏向云々の問題はともかくといたしまして、完全なものとは私も思いません。そこに教科書制度の改訂が問題になってくるのでありますが、しかしこれは私は今までの文部大臣の責任だと思います。検定は文部大臣がやっているので、その制度の旧違いはともかくといたしまして、文部大臣の検定を更けておるのであります。
嘘を元にして教える、これは偏向云々の問題について極めて不適当な問題でありまして、事実を教えるということは、これはもう前提であります。併し事実を教える場合におきましてもやはり偏向というか、一党一派に非常に偏つた教育をすることはとめられておる、こういうふうに私は解釈をしております。
私の希望としては、子供の先々成長のことを考えて、道義感に燃える正義観の強い立派な人間に仕立てる、こういう見地からそういうその時々の社会に現われる事実についても、そういう見地から教育されることが望ましい、こういつておるのでありまして、必ずしも偏向云々の問題ではありません。